いい人は報われない理由【①ギバー②テイカー③マッチャー】特徴
与える『いい人』が、損する理由は、奪う人から、搾取されるからです。
「いい人は、報われない」と感じている人へ。
人生が変わる3分間です。
書籍『GIVE & TAKE』によると。
世の中では「与える人が成功する」とか「まずは、自分から与えよう」と言われますが・・実は。
奪う人から、搾取される『与えるいい人』が、最も幸福度が低いそうです。
この真実が、大規模調査により、明らかになっています。
貴方は、悪い人から、利用される『良い人』でいるせいで、幸福度の低い人生を、生きていませんか?
今回の記事は、以下の構成です。
記事の構成
①人間の3タイプ
②利用されないコツ
③期待に応えない生き方
【①ギバー②テイカー③マッチャー】特徴
この図のように、世の中には、3タイプの人間がいます。
①与える人(ギバー)
②損得のバランスを考える人(マッチャー)
③奪う人(テイカー)
人口比としては『ギバー』が25%で、『マッチャー』が55%で、『テイカー』が20%です。
つまり、100人いたら。
100人中、25人は、与える人で・・
100人中、55人は、損得のバランスを考える人で・・
100人中、20人は、奪う人なわけですね。
これら3タイプの人間について、特徴を見ていきます。
与える人(ギバー)の特徴
与える人(ギバー)とは、文字通り、与える人『良い人』です。
困っている人がいたら、助けたり・・
お金を貸してあげたり・・
お願いされたら「いいよ」と与える人が、ギバーです。
世の中的には、成功者の条件は「与えること」と、されていて。
与える『良い人』であるギバーが、1番、偉いように思われがちで・・実際。
成功者の特徴は「与えること」なのですが・・実は。
奪う人から、都合よく利用されて、搾取されるギバー(与える人)が、最も幸福度が低いことが、大規模調査で判明しています。
つまり。
2種類のギバー(与える人)が、いるわけです。
①成功する与える人【win-winギバー】
②不幸な与える人【自己犠牲ギバー】
成功する与える人【win-winギバー】
成功する『与える人』とは、奪う人を避けながら、与える人です。
奪う人に与えても、奪われるだけで、何も返ってこないからです。
奪う人にまで、優しくしないが、相手も自分も、ともに幸せになれる【win-winギバー】の特徴です。
「成功の秘訣は与えること」と言っている成功者は、この【win-winギバー】なんですね。
不幸な与える人【自己犠牲ギバー】
不幸な『与える人』とは、奪う人にまで、与えてしまう人です。
奪う人に与えると、奪われるだけ奪われて、自分がすり減っていきます。
例えば恋愛で。
異性を利用する『奪う人』にまで、尽くしてしまい・・
相手は幸せになるけど、自分は不幸になる人が、不幸な『与える人』です。
自己犠牲しながら与えるせいで、自分の幸福度が低い人が【自己犠牲ギバー】です。
「良い人は損する」とか「良い人は報われない」という場合。
【自己犠牲ギバー】のことを、言っているわけです。
注意ポイント
与える人「ギバー」にも2種類いる→「win-winのギバー」と「自己犠牲のギバー」
損得のバランスを考える人(マッチャー)
人口比55%・・最も多いタイプが、損得のバランスを考える人(マッチャー)です。
マッチャーは「与えてもらえたら、恩返しする」「奪われたら、仕返しする」特徴があります。
返報性の原理・・以下の記事のとおり。
・潜在意識の特徴【自動行動3つ】①返報性②一貫性③みんなと同じ|影響力の武器
人間には【お返しする本能】が備わっています。
つまり。
誰しもが、マッチャーなんだけど・・
与える傾向が強い人(ギバー)や、奪う傾向が強い人(テイカー)も、いるよ!というわけですね。
ギバー・マッチャー・テイカーと、はっきり分かれているわけではなく、段階的に分かれている・・グラデーションなわけです。
奪う人(テイカー)
他人を利用して、他人から奪う人が、テイカーです。
「自分さえ、良ければいい」
破滅原則的なことが、テイカーの特徴。
テイカーは、【win-win型ギバー】からは、避けられるし・・
マッチャーから奪うと、仕返しされるため。
【自己犠牲型ギバー】を狙って、奪う特徴があります。
つまり。
恋愛でも、仕事でも。
良い人は、良い人でも、都合よく利用できる【都合のいい人】・・
【自己犠牲型ギバー】は、テイカーの餌食になりやすいわけですね。
なお、破滅原則は、幸せの前借り。
奪う人であるテイカーは、幸せを前借りできるうちは、幸せだけど。
前借りできなくなると、人生が詰んでいきます。
「なんで私だけ、こんなに不幸なの?」
そう感じる場合。
原因は『破滅原則』もしくは『観念が悪い』の、どちらかであることが大半です。
破滅原則については、以下の記事が・・
・【不幸になる人vs幸せになる人】特徴【破滅原則と繁栄原則】
観念については、以下の記事が詳しいです。
・観念とは?わかりやすく図解【なぜ観念を変えると人生が変わるのか?】
テイカーから利用されないコツ
私たちは、学校や職場で、こう教わります。
「誰とでも、仲良くする人が偉い」
「人を嫌っては、いけません」
「人から、嫌われるのは、悪いこと」
だから。
真面目な良い人ほど、テイカーに対してまで、優しくしてしまいがち。
その結果。
テイカーから搾取されるせいで、幸福度の低い人生になるわけです。
「真面目な人が損をする世の中」と言われますが、原因は・・
真面目な良い人ほど、テイカーにまで、優しくするからです。
つまり。
真面目な良い人には【自己犠牲ギバー】が多いわけですね。
以下は、教師や上司など、管理者側の都合による洗脳です。
自ら、洗脳を解いてください。
間違った人間関係の思い込み・・観念が、生きづらさの原因です。
テイカーに対してまで、優しく、しないでください。
「あっ。この人、奪う人だ」
そう感じたら、テイカーは、華麗にスルーしてください。
関わらないように、してください。
こう、言ってみてください。
「テイカーにまで優しくするギバーは、最も幸福度が低い」
人間関係の間違った観念については、以下の記事が詳しいです。
・【危険】人間関係で疲れる人【特徴的な観念5つ】人間関係に疲れた人へ
「真面目な、良い人は、偉い」
その考えは、思い込みであり、洗脳です。
真面目な良い人は、テイカーから搾取される不幸な人なです。
真面目な良い人を目指すのではなく、win-winの関係を築ける良い人を、目指してください。
テイカーの期待に応えないコツ
奪う人(テイカー)は、他人を利用することばかり、考えています。
だから。
「私の期待に応えろよ?お前、自己中かよ?」
「私の期待に応えないなら、お前のことを嫌うぞ?」
そう、雰囲気で、脅してきます。
そうやって。
自分の思い通りに、他人を動かして、他人を利用するのが、テイカーの特徴であり手口。
ちなみに。
人は{自分がして欲しいことを、してくれない他人}に対して「この人は、自己中だ」と、わがままな批判をします。
だから。
「誰とでも、仲良くする人が偉い」
「人を嫌っては、いけません」
「人から、嫌われるのは、悪いこと」
そう思い込んで生きていると・・
テイカーの期待にまで、応えることになり。
テイカーから、都合よく利用される人生になって、幸福度の低い人生になります。
世の中の20%は、多かれ、少なかれ。
他人を利用して、自分がメリットを得ようとする意図・意思を、もって生きています。
与える善人ばかりでは、ないのが世の中。
だから、自分に意図・意思がないと・・
気がついたら、いつの間にか、テイカーの意図に流されて、利用されることになりがち。
だからこそ。
テイカーとは、意識的に、関わらないようにする必要があるし・・
テイカーの期待には、応えない生き方をする必要があります。
「私は、私のために生きる」
「貴方は、貴方のために生きる」
仙人道では、他人の期待に、応えない生き方をします。
他人の期待に応えない生き方については、こちらの動画が詳しいです。
記事バージョンは、以下となります。
・他人の期待に応えない生き方【仙人道】自分の人生を生きる覚悟の話
なお、他人からの評価を気にしないコツは、以下の記事が・・
・【完全版】他人の目を気にしない方法『簡単2ステップ』スピリチャル潜在意識編
嫌われるのが怖い心理を、克服する方法は、以下の記事が詳しいです。
・【完全版】嫌われるのが怖い心理『原因&克服方法』嫌われる勇気を持つ方法
まとめ!なぜ優しい人が損をするのか?
ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』というTV番組に、わらしべ長者企画があります。
わらしべ長者とは、物々交換を経ていくにつれて、最後には大金持ちになる話です。
「少しいいものと交換」と書かれた台の上に、「1000円の服」などのモノが置かれていて。
人々は、少しいいものと、交換していくハズなのですが・・
実際には、「1000円の服」と「2000円のバック」を交換!など、少しいいもの交換する【おひとよしギバー】が現れた後に・・
「2000円のバック」と「100円均一のボールペン」を交換するテイカーが出現したりして、『いいもの』になっていきません。
ここから学べる教訓は・・
【無作為に与えても、テイカーから搾取されるだけ】であり・・
【付き合う人は、選べ】という教訓です。
人生で成功するコツは「与えること」ですが、相手がテイカーの場合は、搾取されて、こちらが消耗してしまいます。
相手の幸せも大事ですが、自分のことも、大切にしなければいけません。
人間関係の原則は『win-winもしくはno deal』です。
すなわち。
『【ともに幸せになれるwin-winの関係】を築けない場合は、取引をしない』が、人間関係の原則。
そして。
奪う人であるテイカーとは、win-winの関係を築けないです。
だから、テイカーとは、取引をしない・・関わらないのが、人間関係の原則です。
こう、言ってみてください。
「人間関係の原則は『win-winもしくはno deal』だ」
「テイカーとは、ともに幸せになれるwin-winの関係を築けない」
「だから、テイカーとは、関わらない」
win-winの原則については、以下の記事が詳しいです。
・図解【自分を大切にする方法】自分vs他人。どっちが大事?winwinの法則
<参考文献>
書籍『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』は、おひとよしギバーの必読書です。
「なぜ、良い人は損をするのか?」
「なぜ、良い人なのに、報われないのか?」
真面目な良い人が損をする仕組みを理解すると、生き方が変わります。
真面目な良い人ほど、要チェックです。
<名無き仙人>
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・【完全版】嫌われるのが怖い心理『原因&克服方法』嫌われる勇気を持つ方法