もう利用されない。“いい人”を卒業するために知っておきたい7つの構造
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「また、“いい人”が、都合よく利用されてる──」
ある日、子どもと一緒に、ゲームセンターへ行ったんです。
休日のラウンドワン。

10円で遊べるUFOキャッチャーで、子どもとワイワイ楽しんでいたそのとき──
隣の台で、50代くらいの女性が、ガチャガチャとUFOキャッチャーを動かしていて・・
「あれ、なんか動かなくなった」と言いながら、ボタンを押し続けていました。
そして突然、私に向かって、こう言ったんです。
「ちょっと、この台、取っといて!」──そう言い残し、彼女は消えました。
その瞬間、私は戸惑いました。
——なんで、子どもと一緒に楽しんでいるこの時間を・・
見ず知らずの誰かの台の“見張り役”として使わなければならないんだろう。
別に、私には別の台に移る自由がある。
なのに、この人のお願いを断ったら、きっと「冷たい」と思われそう。そして・・
「【良い人】として、そのくらい、してあげてもいいでしょう?」
そんな、他人の声のような、自分自身を責める声が、心の中で聞こえてきたんです。
私はいったい、どうすれば良いのでしょうか?
自分の時間と本音を守るべきか?
それとも、また“都合のいい人”を演じるべきか。
その間で、心が静かに揺れていました。

こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
第2章:なぜ、断れないのか?
なぜ、私たちはこうも“断ること”が苦手なのでしょうか?
それは、日本社会に根深くある「いい人でいなきゃ」という空気。
“頼まれたら断ってはいけない”
“それくらいしてあげるのが、思いやり”
そんな見えないルールが、心に刷り込まれているからです。
でも、その「いい人」は、他人を利用する人達にとっての「都合のいい人」に変わっていきます。
なお、欧米では、このようなケースでは・・
見ず知らずの人に、厚かましくお願いをするような人の方が「おかしな人」として、周囲からひかれます。
でも日本では、断った人が「冷たい人」として、バッシングされる・・
第3章:関わったら“詰む人”の構造
実は、このように他人を当然のように利用する人には、ある“共通点”があります。
それは──
注意ポイント
①他責思考(うまくいかないと他人のせいにする)
②共感不能(相手の気持ちがわからない)
③境界線の欠如(他人の時間や気持ちに土足で入る)
④感情操作(罪悪感や圧を使って支配しようとする)
これらの特徴をもつ人に共通するのは、メタ認知の欠如です。
つまり、自分が他人にどう見られているか、どう影響を与えているかを、まったく想像できないんです。
第4章:最初に見抜く方法|“違和感”を信じる
では、こういった“関わったら詰む人”をどう見抜けばいいのでしょうか?
それは、最初の違和感を信じること。
たとえば──
ポイント
・初対面なのに、当然のように頼んでくる
・「お願い」ではなく「指示」に近い
・感謝がない
・距離が近すぎる
・自分の都合ばかりを押し通してくる
こういったサインがあったときは、「関わらない」という選択が、最も優しい選択になることもあります。
もしかすると、あなたも、こんな人に出会ったことがあるかもしれませんね。
第5章:やさしさを守る“断り方”
とはいえ、断るのって、勇気がいりますよね。
でも、断ることは冷たさではありません。
それは、自分の心を守るための“境界線”です。
だから、もし「ちょっと台取っておいて」と言われたら──こう言ってみてください。
「あ、ごめんなさい。今から子どもと移動する予定で…」
「すみません、ちょっと難しいです」
中立的に、事務的に。感情的にならず、さっと流すように伝えることが大切です。
第6章:注意しても、変わらない人の“構造”
私たちは、つい期待してしまうことがあります。
「ちゃんと伝えれば、わかってくれるはず」
「説明すれば、変わってくれるかもしれない」
でも、残念ながら──どれだけ丁寧に伝えても、変わらない人がいます。
なぜか?
それは、相手に“気づく力”そのものがないからです。
たとえば──
メモ
①相手の立場を想像できない(=共感力が低い)
②自分がどう見えているかを考えない(=メタ認知がない)
③言われても、行動が変わらない(=自己観察ができない)
つまり、“悪気がない”のではなく、気づく構造が存在していないのです。
こういった人に何を言っても、響かない・届かない・変わらない。
だからこそ、私たちは知っておく必要があります。
「わかってもらおうと頑張り続けるより、最初から距離を置く」ことが、自分の心を守る手段になるということを。
第7章:いい人、卒業のススメ
「いい人でいなきゃ…」「断ったら冷たい人と思われるかもしれない…」
そんなふうに、自分の気持ちを抑えて、相手の期待に応えてしまうことって、ありませんか?
でも──その「いい人でいなきゃ」という思い込み。
実は、日本限定の観念かもしれません。
アメリカやヨーロッパでは、「他人の期待に応えること」が“いい人”ではなく・・
自分の感情や時間の境界線を守れることが、成熟した人とされています。
でも日本では──
「自己主張をするとワガママ」「断ると冷たい」
そんな空気が強くて、気づけば私たちは、“誰かにとって都合のいい人”を演じてしまっている。
でも、ふと立ち止まってみてください。
他人が押し付けてくる役割を演じなかっただけで、「自己中」と責められるのは、本当に、あなたが悪いからでしょうか?
いいえ。その人の“勝手な期待”に応えなかっただけなんです。
だから、こう決めてもいいんです。
「誰かの期待に応えないと愛されない」「断ったら嫌われる」そんな思い込みから、そろそろ卒業しよう。
自己中だと言われるリスクをとってでも──
もう、“都合のいい人”を辞めてみませんか?
誰かの期待に応えるための“いい人”ではなく、自分の心に誠実でいられる、やさしい人であっていいんです。
それは、冷たさではなく、自分と他人を大切にする、新しいやさしさの形。
あなたには、その選択をしてもいい自由があります。
そして最後に、ゲシュタルトの祈りをご紹介させてください。
これは『ゲシュタルトの祈り』と呼ばれ、自他の境界線を尊重する生き方を表した言葉です。
ゲシュタルトの祈り
私は、あなたの期待に応えるために生きているのではありません。
そして、あなたも、私の期待に応えるために生きているのではありません。
あなたはあなたの人生を生きていて、私は私の人生を生きています。
もし、偶然に出会い、心が通じ合えば──それは素晴らしいこと。
でも、そうならなくても、それはそれで、いいのです。
ラストメッセージ
あなたが「やさしさを持ちながらも、自分の境界線を守る人」として、今日から少しでも軽やかに生きられますように。
そして、もしあなたが女性であるなら──
もしかすると、今回のような「断れない構造」に、男性よりも、ずっと多く、ずっと長く、晒されてきたかもしれません。
見た目が“おとなしそう”“気が弱そう”というだけで、無意識のうちに“頼んでも断らなそうな人”として、選ばれてしまう。
そんな構造が、まだこの社会には、あるようです。
だからこそ、もしこの動画が、あなたの心に小さな“許可”や“境界線”を与えるきっかけになれたら──
それが何より嬉しいことです。
あなたの人生は、あなたのものです。
なお、今回の話で重要となるメタ認知について、以下の記事が詳しいです。
・メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
さて、最後まで、ありがとうございました。
感謝しています。
<名無き仙人>




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