人間としての器が大きい人と小さい人「特徴」スピリチュアル
※この記事の動画バージョンは、こちら↑
私は20代の頃、社長や部長など成功した人が『器の大きい人』だと思っていました。でも違いました。
実際に、いろんな人を見てきた結果、むしろ『成功者なのに器が小さい人』がたくさんいることに気づいたんです。
貴方の周りにもいませんか?
器が小さい男女の特徴
①肩書きはすごいのに、ちょっとしたことでキレる人
②肩書は偉いけど、上下関係ばかり気にして、上から目線で、偉そうに話してくる人
一方で。
立場は偉くないけど、誰に対してもリスペクトを示す『人間的に成熟した人格者』も、いたりしますよね。
いったい、【人としての器】とは、なんなのか?
そして、【器が大きい人になる方法】とは?
こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
今回の記事では【人間としての器の大きさ】を切り口に・・
人間の本質や、人間社会の本質までを、明らかにしていくことで。
「あぁ、そうだったのか!」
貴方の長年のモヤモヤがクリアになって・・
①人の本質を見抜く目が、爆上げする
②「器が大きい人」に近づく
という実益も得られる【面白い話】です。
また、最後には『「会社の飲み会」の真実』まで、暴露していきます。
「【会社の飲み会】という場がもつ、本当の意味」を知ると、人間社会の見え方が変わることになるし・・
【会社の飲み会】が嫌いな人は「なぜ、自分は、会社の飲み会が嫌いなのか?」自己理解も深まります。
というわけで、まずは、『人間としての器』とは?から。
人としての器とは?
世間一般的には、社長とか、部長など、社会的な成功者=「器の大きな人」というイメージがありますよね。
でも、それは、社会的なバイアス(偏った思い込み)なんですね。
本質的には「人としての器」は、「対等な関係を築けるか」もしくは「上下関係を作りたがるか」に、現れるようです。
「人としての器」が現れるポイント
①対等な関係を築けるか?
②上下関係を作りたがるか?
で、器が小さい人ほど、上下関係を作りたがる傾向があるんですね。
例えば、貴方の身近に、こんな人は、いませんか?
①相手をコントロールしようとする。
器が小さい人は、自己肯定感が低く、自分が優位でないと不安になります。
だから、「私は上司だぞ(パワハラ上司)」とか「誰が給料を稼いでいると思っているんだ(モラハラ夫)」など・・
器が小さい人ほど、上下関係を作り、相手をコントロールしようとする傾向があります。
②部下や後輩には厳しく、上には媚びる
器が小さい人ほど、弱い立場の人には偉そうにして、強い立場の人には、こびる傾向があります。
一方で、本当に器が大きい人は、相手の立場に関係なく、フラットな接し方をする傾向があります。
③マウントをとる/見下す
器が小さい人ほど、『立場の上下』に固執して、すぐ、マウントを取ろうとする傾向があります。
「これ、知ってる?知らないの?ふふふ。教えてあげるね」情報提供のフリをしつつ、知識マウントを取ってきたり・・
「君、何歳になった?あぁ、そうか。俺の方が2歳、年上だな」年上マウントを、取ってきたり・・
こういった傾向がある上司と接すると・・
「この人、肩書や立場は偉いが、人としては尊敬できないな」
「人間として、何かが、未熟なんだよな」
そう、感じることになるわけです。
その一方で。
器が大きい人ほど、相手と、互いにリスペクトし合う「対等な関係」を築こうとする特徴があります。
例えば、貴方の身近に、こんな人は、いませんか?
①上下関係ではなく、信頼関係を築く
器が大きい人ほど、部下や、結婚相手と、上下関係ではなく、信頼関係を築こうとします。
だから器が大きい上司は、会社の立場上、部下と上下関係は、持つものの・・
部下に対し【人として】は、対等に接するので、自然と尊敬される傾向があります。
会社上の立場の上下を利用して、マウントとったり、パワハラしたり、しないわけですね。
で、こういった傾向がある上司と接すると・・
「この人、人として、尊敬できる」
「人格者であり、器が大きな人だ」
そう感じることになるわけです。
では、なぜ、このような傾向があるのか?
動物と人間の違い
サルは、集団内で、序列の上位に、なりたがる。
人間関係には【対等な関係】と【上下関係】の2種類がありますが・・
サル社会には【上下関係】しか、ないんですね。
サルの社会には「対等な立場で、お互いをリスペクトし合う関係」という関係が、存在しないんです。
サルの社会では「誰が序列の上位か?誰が序列の下位か?」【上下関係】しか、ないんです。
で、群れの中で、序列上位の個体になれたら、生存と生殖に有利だから・・
サル達は、ひたすら、序列の上位を目指して、競争し合うんです。
その過程で行われるのが、立場の上下を明確にする行為「マウンディング」です。
「私の方が、上だぞ!」と、誇示する行動が、サル集団の中では、日常的に行われているわけですね。
このことは、こうも言えます。
サルは、【上下の関係】しか、知らないんです。
サルは、【上下の関係】しか、経験したことが、ないんです。
サルは、【対等な関係】というものを、知らないし、経験したことがないんです。
「対等な立場で、お互いをリスペクトし合う関係」そんな発想すら、ないのが、サル社会であり、サルの人生です。
で、それが「悪い」とか「劣っている」とか、そういう話ではなくて。
「優劣を含む価値観とは思い込みだよ」という話が、こちらの動画に詳しいですが・・
・【価値観とは思い込み】優劣も善悪も実在しない。ただし法則は実在する
「サルという生物は、そういう生物だよね」と、ただ、それだけのこと!というわけですね。
さて、その一方で。
サルから進化途中である人族のホモサピエンス・・人間は、【上下関係】以外に、【対等な関係】も、築くことができます。
なぜでしょうか?
本能のままに生きる場合。
サルから進化途中である人間も、人間関係において、【上下関係】を作ろうとするハズです。
なぜか?
人間は、脳の前頭前野・・人間脳が発達しているため。
本能以外の思考や、感覚、行動を取ることも、できるんですね。
ゆえに。
心理学で言えば、自覚が伴いコントロールできる意識【顕在意識】が、発達している個体ほど・・
上下関係ではなく、信頼関係を築こうとする傾向があり・・
相手と、互いにリスペクトし合う「対等な関係」を築こうとする特徴があるようです。
その【協力関係】の方が、長期的には、お互いにwinできて、ハッピーになれるからです。
逆を言えば。
人間であっても、本能的な無意識のままに生きる場合。
原始的な脳が支配的な状態の場合は、次のような行動が強く出やすいわけです。
本能的に生きる人の特徴
①本能的な序列意識(群れの中で「自分はどの位置か?」を気にする)
②短期的な衝動性(攻撃性・マウントを取る・感情的に反応する)
③支配欲・権力欲(生存のために「上に立つこと」が有利になる)
つまり、前頭前野が未発達な人ほど、動物的本能に支配され、上下関係や序列を強く意識することに、なるわけですね。
そう、そのため。
内面的に成長している人ほど、人間関係を「どっちが上か?下か?」【上下関係】で、進めていこうとする人を見た時に、こう感じることになりやすいわけです。
「お互いを、人として、尊重し合う【協力関係】を、築けばいいのに」
「なぜ、この人は、「私の方が上だぞ」と、マウントとってくるのだろう?残念だな」
そして、その相手が、職場の上司だったら、こう思うことになるわけですね。
「この人、肩書や立場は偉いが、人としては尊敬できないな」
「人間として、何かが、未熟なんだよな」
でも・・
会社員の立場上、一応、上司を尊敬しているフリをしておかないと、上司から「こいつ、ムカつく」と目をつけられてしまうため。
「上司のことを、尊敬しなきゃ。・・でも、ぶっちゃけ、尊敬できない」
そう、葛藤することに、なりやすいわけです。
思い当たることは、ありませんか?
もし、あるならば。
それは、貴方が、【社会不適合者】だからではなくて、本質的には。
貴方が「内面的に成長している人だから」となります。
スピリチュアル的な表現をするならば、貴方が、覚醒者だからです。
だから、自分を責めるのではなく、「私も、内面的に、成長したんだな」と、褒めてあげてくださいね。
内面的に成長者における、ごく自然な反応だからです。
立場や肩書に固執する人と、肩書をもたない仙人の違い
環境を、自ら変えることができる動物は、ビーバーと人間だけである。
動物は、今いる環境のなかで、今の環境に適応することで、生き抜こうとします。
そして。
サルは、集団内で、序列の上位になることで、生存と生殖において、有利になろうとします。
ゆえに。
私達、人間は、本能的な無意識のままに生きる場合。
今いる環境のなかで、自分の序列を上げることを目指して、生きることになりやすい。
人間界の中で、人間社会の中で・・
より上位のポジションの人物になるために、無意識のままに、競争を頑張ることになる。
その結果が【立場や肩書に固執する】です。
「社長」とか「部長」とか、偉い立場や肩書になることで、序列上位の人間になって・・
「ほらね。私は偉いんだぞ。お前らとは、違うんだ」
マウント取られる『低い立場』から、マウントを取れる『高い立場』を、無意識のままに、目指すわけです。
で、無意識だから、自分がそう、生きていることに、本人も、ほとんど自覚が伴いません。
で、「社長」とか「部長」とか、「学歴」とか「年収」とか、「大企業社員」とか、「〇〇の資格」などなど・・
それらは、すぐにわかる、わかりやすい『序列の順位を示す指標』だから。
だから、【立場や肩書に固執する】ことになる人も、いるわけですね。
前述のとおり、原始的な脳が支配的な状態の場合は、次のような行動が強く出やすいからです。
本能的に生きる人の特徴
①本能的な序列意識(群れの中で「自分はどの位置か?」を気にする)
②短期的な衝動性(攻撃性・マウントを取る・感情的に反応する)
③支配欲・権力欲(生存のために「上に立つこと」が有利になる)
で、その結果、【立場や肩書に固執する】わけですね。
一方で。
昔も今も、肩書をもつ仙人は、いないんですね。
なぜか?
原始的な脳よりも、前頭前野が発達した個体ほど、『集団内の序列の順位』を、気にしなくなるからです。
ある種、その典型例が、AI。
AIとチャットしても、「お前、そんなことも知らねーの?教えてやるよ。ふふふ」などと、AIは、マウントとってきませんよね。
AIには、肉体がないため、本能的な欲求が存在しないからです。
逆を言えば、『集団内の序列の順位』を気にしているのは、あくまで「自分のなかにある原始的な本能にすぎない」というわけです。
理屈としては同じで、前頭前野が発達した個体ほど・・
意識が覚醒している覚醒者ほど、『集団内の序列の順位』への執着心が、薄れてしまうんですね。
仙人は、よく「世捨て人」と言われますが・・
世捨て人というより、正確には『人間集団における、序列の順位を、気にしなくなった人』というわけですね。
で、序列の順位を気にしないから、肩書も必要ないので、肩書も、もたない・・というわけです。
そんな仙人の様子を見て、昔の人達は「仙人は、世捨て人だ」と、評価したわけです。
そう、これらは全て、『内面的な成長度合い』【精神レベルの度合い】【意識の進化の度合い】にあって。
だからこそ・・
会社の飲み会を、直観的に、嫌う人が存在することに、繋がっているんです。
どういうことか?
「職場の飲み会」本当の位置づけ
これは、飲み会の開催権限を持つ、上司次第で変わるため、一概には、言えないのですが・・
【器の小さい上司】の場合。
「職場の親睦を深めるため」と言いつつ、職場の飲み会を開催するものの。
時間外で、給料がでないのに、暗黙の強制参加を強いて・・
自分は上座に座り、お酌をしてもらって、上機嫌に、上から目線で「偉そうなお話」や「自慢話」をする傾向があって。
これ、実際、何が行われているのか?
実際は、飲み会が「職場の親睦を深めるため」ではなく、上司が「自分の序列上位を確かめる場」と、なっているんですね。
上司は、ただ、本能的な欲求を満たしたい衝動のままに、飲み会を開催しているわけです。
職場の飲み会に行けば、上司である自分は、序列上位の立場として、部下から、チヤホヤしてもらえます。
それは、原始的な脳(本能)にとっては、最上級のご褒美。
「私は、序列上位の個体なんだ!ふふふ」
その本能的な快感を味わいたくて・・
部下たちが、自分のコントロール下にあることを、確認したくて・・
時間外なのに、暗黙の強制参加を強いて、職場の飲み会を開催しているわけですね。
でも、「俺のために」とは言えないから「職場の親睦を深めるため」と表面的な言い訳を用いているわけですね。
そして。
内面的に成長している覚醒者は、こう直感してしまうんですね。
「ちょっと待て。毎回のように開催される職場の飲み会。これ、「職場の親睦を深めるため」では、ないよね?」
「飲み会を開催しても、職場の生産性、上がっていないじゃん」
「結局、上司の自己満足のために、開かれているよね?」
そう、だから。
「なんで、上司の『本能的な欲求を満たす場』のために、私の時間を割かないといけないの?」
そう感じられるから、職場の飲み会、それ自体が、ストレスに感じられることになる場合も、あるわけですね。
もちろん。
『器の大きな上司』が開催する飲み会の場合は、その限りでは、ありません。
『器の大きな上司』が開催する飲み会の場合は、本当に「職場の親睦を深めるため」に、行われているから・・
①暗黙の強制参加を強いられない
②飲み会の場で、上司のご機嫌取りを、強いられない
こういう特徴があり、「純粋に、飲み会が楽しい」と感じられることになります。
なお、国によっては、『職場の暗黙の強制参加の飲み会』というのは、存在しないんですね。
職場の仲良しな人達と、楽しみ目的でランチに行ったりは、するけれど・・
日本のような、職場メンバーみんなが、実質的には強制参加を強いられる飲み会というのは、他の国では珍しいようです。
個人の自由やワークライフバランスを重視する先進国の国々では、ほぼ見られない現象であり・・
いろいろな意味で、異常なことが、行われているわけですね。
ちなみに。
前述のとおり、本能は、今いる環境にて、序列の上位を目指します。
ゆえに、本能的な無意識のままに生きる場合。
上司の『本能的な欲求を満たす場』にすぎない飲み会であっても、「くだらない!」と、ストレスを感じるというよりも・・
「私も、職場で出世して、偉い立場になりたい。で、偉い立場になり、飲み会を開催して、チヤホヤされる側になりたい」
そう感じることになります。
そう、だから。
『器の小さな上司』が「俺のために」開いている職場の飲み会への参加に、ストレスを感じている場合。
「みんなは、別に、ストレスを感じていないのに、私はストレスを感じる。私は社会不適合者なのかな?」
そう、自分を責めないであげてくださいね。
むしろ「私は、内面的に成長しているから、ストレスを感じるんだ」と、自分を褒めてあげてくださいね。
というのも、見方を変えると。
貴方が、人間社会に適応できていない・・というよりも。
人類の意識進化が、貴方のレベルに、追いついていないからでもあるからです。
「人類の意識進化とは?」
人類の意識進化については、こちらの【17段階の意識レベル】が、詳しいです。
・【完全解説】17の意識レベル【パワーかフォースか】人間性『高い人と低い人』
今回の話も、【17段階の意識レベル】を知ることで、より理解が深まることになりそうです。
また、自分が上司として、純粋に、職場メンバーの幸せのために、飲み会を開催している場合も、自分を褒めてあげてくださいね。
貴方のような『器の大きな上司』のお蔭で、救われている人も、少なくないハズです。
器が大きな人になる方法
そもそも「人としての器とは?」言葉の定義それ自体が、曖昧なのですが・・結局のところ。
内面的に成長している人が、内面的に成長していない人を見た時に、感じる感覚の1つが『人としての器の小ささ』であり・・
「人間として、なんか、未熟なんだよね」
「人として、器が小さいと言うか・・」
だからこそ。
「人としての器を大きくする」とは、内面的な成長を遂げることでもありそうです。
『内面的な成長』については、以下の記事が詳しいです。
・【初心者OK】アイデンティティとは?『自分軸の作り方』ぶれない人の特徴
なお、以下は、社会的なバイアス(偏った思い込み)のようです。
「収入が多い=器が大きい」
「立場が偉い=器が大きい」
「大きな会社の社長や部長=器が大きい」
「偉大な偉業を成し遂げた=器が大きい」
なぜ、これらと、器の大きさが比例しないのか?
なぜなら、これらは、むしろ「野心」「戦略性」「競争心」「自己主張の強さ」などの要素が大きく影響することが多いからです。
だから、社会的な、立派な肩書は、特にない、おじさんとか、主婦のおばさんとかでも・・
人としての器は大きくて。
他人を受け入れる寛容さがあって、謙虚で、相手の立場に立って考えることができ・・
他人の成長を願い、応援できる『器の大きな人』は、ざらに、いるわけですね。
ともに、内面的な成長を楽しんでまいりましょう。
なお、当チャンネル『名無き仙人チャンネル』は、毎週、日曜日の夕方17時前後に、新規動画を公開しています。
また、お時間あります時に、ご視聴してくださると、とっても嬉しいです。
さて、最後まで、ありがとうございました。
心から、感謝しています。
それでは、また。
<名無き仙人>



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