人間関係が楽になる“気づきの地図”|メタ認知の5階層モデルを心理学的に解説
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突然ですが質問です。
あなたは最近、こんな“謎の現象”に心当たりはありませんか?
「いつも同じことでイライラしてしまう」
「人間関係だけ、なぜか疲れやすい」
「気にしないと決めたのに、頭から離れない」
実はこれ、性格でもメンタルの弱さでもありません。

原因は――あなたの“メタ認知の地図”が、まだ整っていないだけ。
頭の中に“地図”があると、ちょっと想像してみてください。
今日はその地図を、あなたの手にお渡しします。

こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
この地図を持つだけで・・
「自分は今どの地点にいるのか」「どう進めば、もっと楽に生きられるのか」
が、驚くほどクリアになります。
さあ、一緒に“気づく力”の階段を上っていきましょう。
では、さっそく見ていきましょう。
■第1章|メタ認知とは何か?

まず“メタ認知”とは何か。
心理学の言葉でいうと、**「人間の心の動きを“客観的に”見る力」**です。
【自分の心】と【他人の心】、この両方ですね。
例えば【自分の心】の場合。
「今、私、イライラしてるな」「今、私、ネガティブな考え事ばかりしてる」
そして【他人の心】の場合。
「この人、今、焦っているな」「あの人、こんな思い込みを、もっていそう」
こんなふうに、【自分の心】と【他人の心】を、客観的に見る力。それがメタ認知です。
で、人によって2タイプあります。
ポイント
①【自分の心】を客観視する力が強いタイプ
②【他人の心】を客観視する力が強いタイプ
貴方は、どちらのタイプでしょうか?
で、ここからが本題。
実は――この【メタ認知能力】には、レベル(階層)があるんですね。
今日は、その「5つの階層」を誰でもわかるように、地図としてお伝えしていきます。
まず、最初に、全体マップは、こうです。
ポイント
0→メタ認知が苦手
1→感情メタ認知
2→思い込みメタ認知
3→自我メタ認知
4→メタメタ認知
5→主体の消滅
こちらは、認知科学+実践心理+仙人的解釈を統合したモデルです。
有名な標準モデルが存在しないため、独自モデルです。
それでは、具体的に、見ていきましょう。
■第2章|第0階層:メタ認知が苦手な層
ここは、まだ「気づく力」が眠っている段階です。
感情が動いたとき、「なんでこんなに腹が立つの?」ではなく、ただ――反射的に怒ってしまう。
悲しいことが起きたら、そのまま悲しみに飲み込まれていく。
相手の一言に反応して、「もう嫌われた…」と決めつけてしまうし・・
他人の感情変化にも、気がつけない。
この層の特徴は、気づく前に反応してしまうこと。
メタ認知とは、脳内の監視機能(モニタリング機能)。
メタ認知が苦手な場合は、そのまま、反応することになるわけですね。
感情が出ても、客観的に見れない特徴があります。
でも、ここが“悪い”わけではありません。
誰もが最初は、ここから始まりますよね。
私も、ほんと、そうでした。
なお、メタ認知は、大人になった後からでも伸ばせる能力と科学的に判明しています。
では、次の段階。
第1階層:感情メタ認知です。
■第3章|第1階層:感情メタ認知
最初の階層は、感情に気づく力です。
ここはメタ認知の“入口”。
でも、実はここにも――2つのタイプがあるんです。
●1つ目:自分の感情に気づく
「あ、今、私、心がザワッとした」「私、今、ちょっと緊張してるかも」
こうやって、自分の内側の変化に気づけるタイプ。
●2つ目:他人の感情に気づく
「この人、内心は、イライラしてそう」「あの人、本音では、悲しんでそう」
こうやって、相手の感情の微妙な揺れを察知できるタイプ。
で、ここ、大事です。
どちらが先に育つかは、人それぞれ。
①自分の内側から気づく人
②相手の感情のほうが先にわかる人
これは性格でも優劣でもなく、ただ“方向性”が違うだけです。
あなたは、どちらが強いでしょうか?
なお、【自分の感情】に気がつける人は、自己コントロール力が高い人。
【他人の感情】に気がつける人は、コミュ力が高い人になりやすいようです。
この『感情メタ認知』が高い人、貴方の身近にもいますよね。
自分の感情をコントールできて、他人の感情にも配慮できるからこそ・・
社会の中で、中心的な存在になりやすい特徴があります。
そして、この『感情メタ認知』までが、一般社会で扱われているメタ認知と言えそうです。
そう、ここから先は【自分や他人の「脳内の認知世界」すら、客観視できる人】の領域。
一般レベルを超えた、メタ認知力をもつ人達の階層になっていきます。
■第4章|第2階層:思い込みメタ認知

次の階層は、思い込み(認知)のメタ認知です。
ここに気づけると、人生が一気に変わります。
●1つ目 自分の思い込みに気づく

「あれ?私は『人生では苦労して成長すべき』と、思い込んでいない?」
「ちょっと待って!私は『誰とでも仲良くすべき』と、思い込んでる?」
こんな“人生の前提”の存在に気づけるようになります。
親や社会から、教え込まれた【思い込み】すら、客観視できるようになり・・
思い込みを、書き換えて、自分で、自分の人生を、設計しなおすことができるようになる段階。
だから、超絶、人生が激変し始めます。
自分で主導する、本当の自分の人生が、始まる段階です。
そう、名無き仙人の【思い込み】や【潜在意識】の話は、実は、この階層の話なんですね。
●2つ目 他人の思い込みに気づく
「この人は『お金とは悪いもの』という前提を、もっていそうだな」
「この人は『人生とは、頑張るべきものだ』という思い込みが、強そう」
そんなふうに、相手の思い込みパターンが読める段階ですね。

私も、潜在意識の書き換え【転生仙術】に取り組んで以降・・
他人がもつ『思い込み』が、透けて見える機会が増えていきました。
そしてここも、どちらが先かは人によって違う。
最初は人の思い込みに気づく人もいるし、私のように、自分の思い込みが先に見えるようになる人もいます。
どちらでもいいんです。
どちらも大切な“気づき”ですものね。
そして、ここから先は、さらにハイレベルな領域になっていくので・・
「へ~そうなんだ!面白い」
軽く、聞き流しで、OKです。
■第5章|第3階層:自我メタ認知
そして、3つ目の階層。
ここから世界の見え方が大きく変わります。
“自我”への気づき。
自我とは、「私」という中心点のような感覚のこと。
「私はこうしなきゃ」「私は悪くない」「私は責められたくない」
この“私”という感覚を作っている構造そのものを、俯瞰できるようになります。
●自分の自我への気づき
「あ、今“いい人と思われたい”という私の自我反応が、起きたな」
「これは“見捨てられ不安の私”の反応だな」
●他人の自我への気づき
「あ、この人は今“自分の優秀さ”を誇示したい自我反応から、話してるな」
「あの人は今、自我反応により“自分と他人の比較”をしてしまい、気持ちが萎えているな」
ここでも、自分の自我に先に気づく人もいれば、他人の自我から先に見える人もいる。
本当に人それぞれなんです。
なお、この層になると、自我反応を距離化できるため・・
①内面世界が平和になる
②他人に対する慈愛が生まれる
こういった特徴が出始めます。
なお、私は、『他者メタ認知』により、先に、他人の自我に気がつくルートでした。
『他者メタ認知』については、以下の記事で。
・【他者メタ認知】人の心を読む能力|他人の気持ちや考えがわからない人へ
では、ここから先は、さらっ簡単に、いきますね。
■第6章|第4階層:メタメタ認知
ここまでくると、ちょっと不思議な世界に入ってきます。
“メタ認知している私”すら、メタ認知し始めることにより・・
“メタ認知している私”も、実は脳がつくっているものだ!と気づき始める。
「観察している“私”って、本当に実在するの?」
「気づいている自分って、何者なの?」
そんな静かな疑問が生まれ、観察者としての“私”が、すこし透明になる。
これが メタメタ認知 です。
決して怖い段階ではありません。
心が軽くなる、とても静かな領域です。
・【実話】“観察者の私”を観察すると何が起きるのか|メタメタ認知とは?
■第7章|第5階層:主体の消失
そして最後の階層。
“私がやらなきゃいけない”“私が頑張らないと”“私がどうにかしないと”
この“私”という重荷が、ふっと軽くなる。
ポイント
・反応は起きる
・でも“やっている私”がいない
・世界と敵対しなくなる
・自分を責めなくなる
・生きることが軽くなる
これが最後の階層、主体の透明化です。
仙道的にいえば「なさずして、なす」の領域。
もちろん、ここを目指す必要はありません。
自然に進む人だけが進んでいく場所だからです。
■最終章|まとめ
今日お伝えしたメタ認知の全6段階。
⓪気づき前①感情に気づく②思い込みに気づく③自我に気づく④メタメタ認知⑤主体が軽くなる
この地図を持つだけで、私達の自己理解や、他者理解は、これから驚くほど深まりそうです。
そして大事なのは――「階層に優劣はない」ということ。
メタ認知が苦手な人も、感情に気づく段階にいる人も、思い込みに気づき始めた人も・・
どの階層も、それぞれに価値がある。
私達は、私達にとって“ちょうどいい場所”にいるだけなんです。
安心して、今の自分を見つめてくださいね。
ちなみに、もし「階層を上げたい」と感じるなら、それは、本来の貴方の階層が、もっと上だから!なんですね。
よって実は『階層を上げる』ではなく『本来の階層に戻る』なんです。
なお、『メタ認知』深堀り解説は、以下の記事が詳しいです。
・メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
名無き仙人でした。
<名無き仙人>




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