不公平に耐えられないのは弱さじゃない|怒り=本能の警報だった
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「Aさんは定時で帰るのに、なぜか仕事は私の机に積まれていく…」
「夫がスマホを見てる横で、私ばかり家事や育児が続く・・」
そして、イライラが止まらない。
もし、経験があるなら、あなたは、メタ認知能力が高い人。
この理由は、後半で話します。
さて、なぜ、私達は、不公平な場面に遭遇すると、イライラしてしまうのか?
今日は、その『本当の原因』と『対処法』がわかります。

こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
国の格差問題から、職場や家庭の『仕事量の不公平』問題まで・・
不公平は、放置すると、必ず問題が悪化する。
<不公平>の真実の話・・
第1章:人はなぜ「不公平」に強く反応するのか

実は、「不公平」にイライラする原因って、性格では、ないんですね。本能なんです。
「お腹が減ったらイライラする」と同じく、本能です。
人間の本能は、世界をとてもシンプルに見ています。
得か、損か。安全か、危険か。続くか、消耗するか。
そして、本能にとって「不公平」という状態は、明確な危険信号です。
なぜなら、不公平とは──
「出すエネルギー」と「返ってくるもの」のバランスが崩れている状態だから。
例えば、毎日、残業して、家でも仕事のLINEに返してるのに・・
給料も評価も変わらない。
これ、もうエネルギー赤字ですよね。
このまま続けば、体力が、気力が、生きる余裕が削られる。
本能は、それを瞬時に察知します。
第2章:不公平に怒る=本能の警報
では、本能は、どうやってその危険を知らせるのか。
それが、怒りです。
このイライラは・・
「このままだと危険だ」「再交渉しろ」「状況を変えろ」
という、生存のための警報音です。
「このまま不公平が続くと生存において危険だ」
その警報音が、イライラという感情としてあらわれる。
だから、不公平に遭遇すると、私達はイライラするわけですね。
第3章:感謝や我慢で、怒りが消えない理由

さて、それでも、私達は、こう教わります。
「不公平にも我慢しなさい」「感謝の気持ちが足りないよ」
でも、ここに大きな誤解があります。
理性は、不公平な状況においても・・
ポジティブ側面を見ることにより、「ありがたい」「恵まれている」と納得できます。
でも、本能は未来のエネルギー収支しか見ません。
赤字が続くと判断した瞬間、イライラの警報は止まらない。
これは、未熟さではありません。
正常な反応です。
だから、例えば職場で。
「自分ばっかり、安い給料で背負わされている」
そんな不公平な状況におかれた際・・
理性では「でも我慢しないと。仕事があるだけ、感謝しないと」とわかる。
一方で、本能は、強烈に警報音を発してくる。
「これ、不公平だよ!このままじゃ危険だ」
だから、イライラは、止まらない。
さて、では、ここからが、対処法です。
第4章:怒りに振り回される人と、使える人の違い

では、不公平な状況にて、怒りに振り回される人と、怒りを使える人の違いは何か。
それは、怒りを「自分」だと思うか、「情報」だと思うか。
もっと言うと、心理学【メタ認知】があるかどうか?
メタ認知とは、自分の感情や思考を、少しひいた場所から観察する脳のモニタリング機能。
メタ認知が、まだ育っていない場合・・
怒りのままに、怒りにのまれて・・
「誰かを攻撃するか」「自分を責めるか」どちらかになります。
でも、メタ認知がある場合、『怒り』を情報として見ることができ・・
「あ、私は今、不公平な状況において、イライラしてるな」
問いが変わります。
「私は今、不公平な状況下にて、何が赤字になっている?」
時間か?毎日1時間残業してることか。
体力か?休みの日もクタクタなことか。
感情か?頑張っても感謝されないことか。
そう、冷静に、考えることができるわけですね。
すると、『不公平な状況』の正しい対処法が見つかってきます。
怒りは、答えではありません。
ヒントです。
第5章:不公平な状況の「正しい対処法」
では、不公平な状況に気づいたとき、私たちは、どう対処するのが正解なのでしょうか。
ここで、まず、やってはいけない対処法を確認しておきます。
ひとつ目。不公平に対するイライラを我慢して、飲み込むこと。
ふたつ目。怒りのままに、相手を責めること。
この二つは、どちらも、一時的には楽になりますが・・
長期的には、ほぼ確実に問題を悪化させます。
では、正しい対処法は何か。
それは──「怒りを材料にして、構造を見直す」ことです。
ここで、家庭の具体例を出してみましょう。
たとえば、家事や育児の分担。
「私ばっかり、やっている気がする」
そんな不公平感が出たとき、多くの人は、こう考えます。
「どっちが悪いのか」「誰がサボっているのか」
でも、これは、怒りに振り回される思考です。
メタ認知がある場合、見るべきポイントは、そこではありません。
見るのは、『役割分担』の全体構造です。
問いは、こう変わります。
「今、この家庭の中で、どこに、不公平な役割分担が潜んでる?」
改善点が見えてくるわけですね。
重要なのは、「相手を変えよう」としないこと。
やるべきなのは、役割や配分を再設計することです。
ポイント
・家事分担を見直す
・外注を検討する
・仕事量を調整する
・前提になっていた「当たり前」を外す
不公平に対する正しい対処法は、我慢でも、攻撃でもなく、再交渉です。
第6章:今日からできる視点転換
・メタ認知【完全版】本能に振り回されない生き方|“2人の私”を使う観察者術
もし次に、不公平にイラッとしたら、こう気づいてみてください。
「あ、このイライラは、本能由来だな」
人は、不公平に対して、強制的に、イライラ反応がでます。本能だから。
「このイライラは、仕方ない。不公平に対して、人間である以上、怒りがわくよ」
そう気づいただけで、少し冷静になれるし・・
自分や相手を責める機会も減ります。
そして、最後に、1番大切な話を。
第7章:不公平を感じる人ほど、大事な役割を担っている
さて、こう感じませんでしたか?
「結局、不公平に気づく人の方が、損してない?」
「気づかない人の方が、楽に生きてない?」
たしかに、そう見える場面はあります。
でも、ここで大事な視点があります。
実は、不公平に気づく人というのは、メタ認知能力が高い人。
メタ認知階層でいえば、2以上の人に多いんですね。
・【保存版】メタ認知の5階層マップ|意識進化の各段階がわかる“気づきの地図”
全体を見ている側にいます。
家庭でも、職場でも。
ポイント
・誰が、どれだけやっているか
・負荷が、どこに集中しているか
・このまま続いたら、何が壊れるか
それが見えてしまう人。
一方で、不公平にまったく気づかない人もいる。
ポイント
・負荷を背負っていない
・全体を見ていない
・赤字に気づいていない
そういう場所にいることが多い。
だから、イライラもしない。
楽そうに見えるのは、当然です。
ここで、もう一つ。
不公平に怒れる人は、愛が深い人。
「このまま放置すると、自分と相手の関係が壊れる」と分かっている。
だから、あなたのイライラは、誰かを責めるためのものではなく、
全体を守るためのサインでもあります。
ただし、一つだけ注意があります。
それは、メタ認知階層が高い人ほど・・
気づいている側の人ほど、全部を背負い続けてしまうこと。
不公平に気づく人ほど、我慢しがちです。
「自分がやれば回るから」「自分がやった方が早いから」
でも、本能は、それをちゃんと拒否します。
だから、怒りが出る。
あなた様が、全部、背負わなくて良さそうです。
キーワードは、この2つ。
ポイント
【境界線】
『win-winの関係』
この2つや、メタ認知など、関連動画のリンクが概要欄にあります。
・自分と相手、どっちを優先すべき?|第3の案でWin-Winの関係【7つの習慣】
・メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
また、「人間関係で悩む人生を卒業♪」をテーマにした人間関係の講座のリンクもあります。
・卒業♪人間関係の悩み【人間関係から自由になる講座】具体的な内容を解説
さて、最後まで、ありがとうございました。感謝しています。
<名無き仙人>




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