『パワーかフォースか』の最終章!ホーキンズ博士『〈わたし〉』要約
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アメリカの精神科医ホーキンズ博士は、著書『パワーかフォースか』にて・・

曖昧にされがちな、人間の意識のレベルを、科学的、そして統計的に・・
17段階に分け、マップ化することを成し遂げました。
で、実は、この本『パワーかフォースか』は、3部作のうちの最初の本で・・
意識レベル500までを念頭に作られており・・
2作目の『The Eye of the I』は、600から800帯を扱っており、未邦訳(みほうやく)です。
そして、三部作の最終巻であり、この動画で取り扱う本が、こちら。
〈わたし〉―真実と主観性―です。
・アマゾン→〈わたし〉 改訂版 ―真実と主観性―
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この本は、意識レベル800から1000の至高体験まで含んでおり・・
覚醒とは何か、神性とは何か、そこへ至る道に何が立ちはだかるのか――
人間が到達しうる最も進化した意識レベルを、Q&A形式で解き明かした一冊になっています。

こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
悟りや、ワンネスに興味がある人には、ワクワクする本ですよね。
それでは、さっそく見ていきましょう。
1.【要約】〈わたし〉―真実と主観性―
さて、こちらの本、悟りに至る道について、講義などで、博士が質問者の質問に回答したものを・・
体形的にまとめた1冊となっています。
ゆえに「ホーキンズ博士が、どう考えているのか?」
読むなかで、理解できる・・ホーキンズ博士ファンには、ワクワクする本になっています。
で、質問の中には、自我やエゴを手放す系の質問も多いんですよね。
なぜか?
<そもそも悟りとは?>
・「私とは誰か?」──自我の正体と“気づいている意識”の真実とは?
というのも、そもそも悟りとは、伝統的に『私』という自我からの自由とされてきたからです。
あなたにも、『私』という感覚が、ありますよね。
「私が悩んだ」「私が選んだ」「私が決めた」「私がやった」
日常の中で、常にずっと『私』という感覚を感じながら、生きているハズです。
そう、その『私』という感覚こそが、自我。
ブッタは、いいました。
「苦しみの原因は、執着である」と。
「失いたくない」「成功したい」「嫌われたくない」「あれが欲しい」
執着するから、苦しむ。
「うん。確かにそうだ」と思いますよね。
うん?でも、ちょっと待って。
執着してるのって、誰?
・・『私』ですよね。
だから、初期仏教では、苦しみは無明(むみょう)から始まると説明されます。
無明とは、「自我(私)が実体として存在する」という錯覚も含みます。
そう、つまり・・
苦しみの、本当の1番の原因は、『私』への執着なんですよね。
まあまあまあ、生存本能として、当然、『私』に執着しちゃいますよね。
「私を失いたくない」「私が成功したい」「私は嫌われたくない」「私は、あれが欲しい」
ぜ~んぶ、『私』への執着。
これはまあ、生物としては、当然の反応ですが・・
その生物としての当然の反応すら、乗り越えて。
『私』という感覚・・つまり、自我から自由になっていくこと。
それが、伝統的に、悟りとされてきたわけですが・・
<実は、悟るルートには2種類ある>
実は、悟りに至るルートは、大別すると、2種類あるんですね。
悟りを開く方法
①明け渡しルート
②観察ルート
どちらも、「『私』という自我から自由になる」という到達地点は同じですが・・
そこまで到達するためのルート、実践法が、違うんですよね。
で、ホーキンズ博士は、主に、①明け渡しルートなんですよね。
ゆえに、この本<わたし>は、明け渡しルートにおける、悟りに至るための話が、質疑応答形式で、書かれています。
①明け渡しルートとは?
「私」が何とかしようとすることを、やめる道です。
思いどおりにコントロールしようとせず、執着や抵抗、不安や恐れを、一つひとつ手放していく。
そして、自分の意志ではなく、神や大いなる存在、宇宙の流れに委ねていく。
ホーキンズ博士は、この「明け渡し」を、悟りへ至る最も重要な実践として、繰り返し説いています。
つまり、「私」が頑張って悟るのではなく、『私』そのものが静まることで、本来の意識が現れる。
ホーキンズ博士は、本の中で、こんなふうに言っています。
「悟りとは、真理を実現する障害が、取り除かれた時に現れる真理にすぎません。」
で、ここでいう障害が、自我なんですね。
だから、本の中でも、自我の構造を解説した章などもあります。
そう、自我を解体することで、自分自身を、大いなる存在に明け渡す・・
それが、明け渡しルートなんですね。
悟りたいのは、誰か?
成功したいのは、誰か?
『私』ですよね。
だから、「悟りたい」「成功したい」などの自我の執着も、手放していく。
例えば、博士は、本の中で、こんなふうに質問者に対して回答しています。
「明け渡しとは、瞬間に抵抗することも執着することもなく、常に神に差し出す絶え間ないプロセスです」
「スピリチャルな作業とは、その思考に対する執着を手放し・・
それまで大事にしていた立ち位置や意見、記憶、価値観に対する固執を捨てること」
いや、これ、結構、修行感がありますよね。
欲やエゴ、さらには、自分自身の意見や価値観すら、手放すって、きつい・・ですよね。
自分が、なくなってしまう恐怖心すら、ありますよね。
では、誰が、「いや、それ、きついな。つらいな」と、思っている?
そう、そう思っているのが、まさに自我『私』なわけですね。
その意味では、明け渡しのプロセスには、自我の抵抗や、苦しみ、痛みが伴う。
まあまあ、そもそも悟りとは、自我を手放していくことなので、当然では、ありますが。
すると、自我は、こう考えますよね。
「いや~、明け渡しルートは、きついわ。ちょっと無理。やりたくない」
「やっぱり、②観察ルートで、悟りを目指そう」
しかしながら、観察ルートは、観察ルートで、自我の抵抗や、苦しみ、痛みが伴うんですよね。
②観察ルートとは?
観察ルートとは、「私」である自我を、内観により、直接見抜いていくルートです。
ブッタや、禅、自己探求のラマナ・マハルシなども、こちらのルートと言えそうですが・・
こちらの観察ルート、実は、欲やエゴを、手放す必要がないんですよね。
「え?そうなの?だったら、こっちの方がいいじゃん」
そう感じられますが、観察ルートでは、ここで、こう問う。

「ちょっと待て。今、なぜ、「だったら、こっちの方がいいじゃん」という思考がわいた?」
「どこから、なぜ、この自動思考がわいた?」
そう、自分の内側を、メタ認知で、観察していくんですね。
心理学『メタ認知』とは、思考や感情を、観察・モニタリングする脳機能。
だから、メタ認知を高めることで、観察力を高めていくと・・
最終的には、『私』という自我の正体にたどり着く。
うん?なんで?どういうこと?
実は「どこまで内側を観察できるか?」が、メタ認知レベルで変わってしまうんですよね。
人間の【メタ認知の進化段階】は、ざっくり、次の五つの層で進化していきます。
メタ認知5階層
第1層、メタ認知なし。
第2層、感情メタ認知。感情には気づける。
第3層、思い込みメタ認知。思い込みにも気づける。
第4層、本能的な自我のメタ認知。本能的な自我にすら気づける。
第5層、観察者すらメタ認知される状態。主体の正体を見破る。
さて、あなたは「あ、私は今、イライラしてるな」感情に、気づけますでしょうか?
あるいは、もっと進んで「あ、これ、私の思い込みかも」思い込みにすら、気づけるかもしれません。
もし、そうならば、メタ認知レベルが、第3層【思い込みメタ認知】以上ということですよね。

でね、さらに進むと、思い込みの、さらに、その奥に隠れている【本能的な自我】すら、観察できるようになります。
それが、第4層【本能的な自我メタ認知】ですね。
でも、このように、メタ認知のレベルを高めていくのって、実は、自我の抵抗や、痛みが伴うんですよね。
例えば、「あ、これ、私の思い込みかも」思い込みに気づけるようになるのも、そう。
というのも、思い込みが潜んでいる理由って、なんでしょうか?
・【自分が正しい】と思い込む人の心理と特徴|プライドが高い人と認知バイアスの関係
そう、【自分が正しい】という本能反応なんですよね。
というのも・・
「あぁ、自分が間違っていた。自分はダメだ」そう思うと、メンタルを病む危険性がありますよね。
だから、本能は、自我は、【自分が正しい】と考える仕組みになっている。
で、【自分が正しい】と思い込んでいるから、人は、自分の思い込みを疑わない。
だから、人は、自分の思い込みに気がつけない。
ゆえに、人は、思い込みを持つことになる。
このことは、「思い込みを疑う」には、【自分が正しい】と考えていたい自我の抵抗を、乗り越える必要があることを意味します。
そう、だから、私達の社会では、第二層【感情メタ認知】までが多数派。
第三層まで進むには、自我の抵抗を乗り越える必要があるからです。
そう、自分の思い込みを、直視するだけでも、自我抵抗がすごいわけで。
ゆえに、本能的な自我を、直接、見始める第4層まで進むには、もっと自我の抵抗があるわけですよね。
でも、メタ認知能力が高まる中で、こうなっていく。
「自我の抵抗を、私は、見ている」
そう、『私』の位置が、本能的な自我から、メタ認知側、観察者側に移り始める。
すると、本能的な自我との脱同一化が起き始め、本能的な自我を、直視できるようになっていく。
「あ~おもしろい。人間って、こういう仕組みになっているだ」
『開けてはならぬ』人間の最深部の仕組み・・
つまり、本能的な自我の仕組みまで、手に取るように見え始める。
で、その頃には「私は思考でも感情でもない。私は、それらを観察している観察者だ」
そんなふうに、思い始めるわけですが・・
・ガチ【悟り体験談】観察者が消える日|メタメタ認知で「私」が消えた日
「実は、観察者の『私』も自我だった」
観察者を、観察する。
メタ認知を、メタ認知する第5層【メタメタ認知】まで進むと、もう、自我の逃げ場がないんですよね。
そう、実は、最初、自我は、本能的な自我として存在してる。
でも、メタ認知能力が高まるなかで、本能的な自我が見破られていく過程で・・
自我が、巧みに、観察者側に移動するんですね。
で、観察者の『私』として、自我が生き残り続ける。
ゆえに「私は、人間の最深部すら、観察できる観察者なんだ。私は、他の一般人とは、違うんだ」
そんなふうに、自我『私』が、君臨し続ける。
だからこそ。
観察者の『私』すら、観察されちゃうと、もう自我の逃げ場がないですよね。
ゆえに、自我は、激しく抵抗する。
観察者の『私』すら、観察する、メタメタ認知まで進むことを、恐れ、抵抗する。
そう、このように・・
観察ルートは、観察ルートで、自我の抵抗や、痛みが、伴うんですね。
こちらは、自我を直視していく抵抗や痛みです。
その意味では、「明け渡し」「観察」どちらのルートであっても・・
自我は抵抗してくるし、自我の痛みが伴う。
そして、そもそも悟りとは、『私』という感覚・・つまり、自我の抵抗を乗り越え、自我から自由になっていくこと。
<補足 自我の抵抗を回避できる『他者メタ認知』>
さて、私は10年以上、階層3【思い込みメタ認知】の段階にいたんですよね。
だから、名無き仙人のブログも、10年以上、思い込みまでしか、話として扱っていませんでした。
そう、私の自我が、巧みに、それ以上は、見させないようにしていた。
【本能的な自我の存在】を、気づかせないようにしていた。
でも、数年前に、転機が訪れたんですよね。
・【他者メタ認知】人の心を読む能力|他人の気持ちや考えがわからない人へ
それが、他人の脳内を、仮想的に読むスキル【他者メタ認知】です。
というのも、他人を観察するのって、自分の自我は、傷まないですよね。
「あ~、おもしろい。人間って、こんな仕組みになっているんだ」
「あ、だから、この人、こんな言動を繰り返すのか」
観察対象が、自分ではなく、他人だから、自我の抵抗なく、人間の最深部・・本能的な自我を観察できる。
すると、どうなる?
すると、そのうち、こうなっていくんですよね。
「あれ?ちょっと待て。この人がもつ人間の性質って、私自身にも、あるんだよね?」
そう、他者メタ認知で、自我構造を見抜いていくことで、結果的に・・
自分自身の自我構造も、見抜かれていくんですよね。
これは、結果論だったけれど、私のメタ認知階層が、短期間で劇的に上がることに繋がりました。
よって、この数年で、記事や動画で、取り扱える内容が、広がっているんですよね。
その意味では、他者メタ認知って本来、『他人の脳内が読める』であり・・
恋愛や人間関係、仕事で、めちゃくちゃ役立つスキルなんだけど。
実は、自分の意識進化を進める、ゲームチェンジャーになりうるスキルでも、あるんですよね。
前述のとおり、意識進化を拒む最大の障壁は、自我の抵抗だからです。
<まとめ>
さて、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した『〈わたし〉―真実と主観性―』。
この本を読んで、改めて感じたことがあります。
それは、悟りとは、「新しい何かを手に入れること」ではない!ということ。
何か特別な能力を得ることでも、超能力が使えるようになることでもない。
そうではなく、「私」という感覚の正体を見破り、そこから自由になっていくこと。
これが、世界中の伝統で語られてきた悟りの本質なんですよね。
そのためのルートは、大きく2つ。
① 明け渡し。
② 観察。
ホーキンズ博士は、主に①明け渡しルートを説いています。
一方、私は、心理学『メタ認知』をベースに、②観察ルートを中心に研究しています。
でも、どちらも目指す場所は同じ。
『私』という自我から自由になること。
その意味では、ルートは違えど、ゴールは同じなのかもしれません。
<ラスト>
ホーキンズ博士が一貫して伝えていることは、とてもシンプルです。
苦しみの原因は、自我への執着。
だから、その自我から自由になること。
その方向性は、ブッダも、禅も、自己探求も、ホーキンズ博士も・・
表現こそ違えど、共通しているように感じられました。
そして、その自我を見抜いていく方法として・・
心理学『メタ認知』は、現代人にとって優れた入り口になりうる、と感じていますが、どうでしょうか?
というのも、古来から伝わる悟りの○○系とかって、ちょっと現代日本の私達からすると・・
「え?それ大丈夫?」みたいなものも、あったりしますが・・
メタ認知って、ビジネス界隈や、心理学界隈などでも、「重要だ」みたいに、普通に言及されていて・・
私達、現代日本人にも、抵抗が少ないですよね。
あなたは、「明け渡し」と「観察」。
どちらのルートに惹かれますか?
ホーキンズ博士は、「明け渡し」ルートと言えど、「観察」ルートに対する理解も、めちゃくちゃ深くて・・
中立、あるいは、両方のルートも語れる稀な存在であり・・
そんな博士の、悟りに関する考えを知れる、こちらの本【〈わたし〉 改訂版 ―真実と主観性―】。
悟りやワンネスに興味がある人には、おすすめです。
また、17段階の意識レベルや、「意識レベル500愛とは?」「意識レベル600平和とは?」
・【完全解説】17の意識レベル【パワーかフォースか】人間性『高い人と低い人』
・意識レベル500【愛】とは何か|17段階の意識レベル『パワーかフォースか』
・【悟り寸前】意識レベル600「平和」の正体|自我を俯瞰した先の“時間の消滅”
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・メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
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さて、最後まで、ありがとうございました。感謝しています。
<名無き仙人>




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