ワンネス体験には2種類ある?感覚派と「ブッダ的」構造理解型の違い
※この記事の動画verは、こちら↑
「すごい。赤ちゃんが笑い始めたよ」
6歳の長女が話しかけたことで、半年になる三女が笑い始めました。
「ははは。すごいじゃん!もう、わか・・」その瞬間!

不思議なことに、私は喋り続けていて、長女との会話のキャッチボールが続いている。
でも、その様子を、まるでプチ幽体離脱かのように、後頭部あたりから、ただ、見ている。
勝手に、自立して動き続ける私。
それを、見ている、もう1人の私。
「ぅん?ちょっと待て!」
ここまで、ハッキリした観察者意識の状態になるのは、初めてだったため、多少の混乱を感じた、その瞬間。

この【観察者意識】すら、脳が作り出している認知の中心点にすぎないことが想起され・・
すると、【観察している私】すらいないまま、私も世界も、自立したまま展開し始めた。
長女が話しかけてきて、私も喋っている。
でも、それを見ているのが誰なのかも曖昧なまま・・
ただ、映像だけが流れていく。

一般的にワンネス体験とは、【私】が広がっていき・・
「あらゆる全てが私自身だった」と感じられ、孤独や恐怖から解放され、圧倒的な愛や幸福感に包まれる・・
そんなふうに言われるが、これは、感覚派が経験するワンネス体験。
今日は、ブッタのような『構造理解型』が経験するワンネス体験について、ネット上に残していきたいと思う。

こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
この記事は、以下の構成です。
記事の構成
①ワンネスとは?
②【感覚派】のワンネス体験
③『構造理解型』のワンネス体験
さて、まずは・・
1.ワンネスとは何か?

ワンネスとは、宇宙、自然、人間など、すべての万物は、分離しておらず・・
「つながった一つの存在・意識である」というスピリチュアルや哲学における概念です。
ゆえに、ワンネス体験とは・・
宇宙や自然、他者と自分はすべて繋がっている「一つ」である!という感覚を指す、スピリチュアル・神秘的体験のこと。
で、この体験の仕方が、【感覚派】と『構造理解型』で、違うんですね。
すなわち。
伝統的に「悟り」と表現されてきたことの正体は・・
【私】という個別の主体感覚が消え「世界は1つである」と理解・体験した状態。
世界を見ている【私】と、見られている世界の、分離が消えた『非二元』の状態。
この場所に到達するルートは、主に2つあって。
ワンネス・悟りへのルート
①感覚派
②構造理解型
1つは、感覚や体感、体験で到達するルート。
スピリチュアル業界では、ほとんどの到達者が、こちら。
一方で、実は、ブッタのように、『構造理解』で、到達するルートもあるんですね。
神秘体験や奇跡体験などは、ないルートです。
圧倒的な愛や幸福感に包まれることもありません。理由は後述します。

こちらは、メタ認知を鍛えていくことで、到達するルート。
ブッタも、苦行を辞めて、メタ認知トレーニングの瞑想に切り替えたことで、悟りに到達しています。
では、本題ですが・・
2.【感覚派】のワンネス体験とは?
・2025年【体験談】ワンネスとは何か?私が体験した“自我の消失”と静けさ
一番多いのは『境界線が“感覚的に溶ける”』というもの。
自分と外界の境界が曖昧になって、体の輪郭がぼやける感じ。
「外を見てる」じゃなく「全部が同時にある」感覚
言語化すると「世界を見ている自分」が消えて、世界そのものとして存在している感覚です。
なぜ、こんな不思議なことが起きるのか?

理由は、全てが素粒子変化にすぎないから。
現代物理学でわかっているとおり・・
あらゆる全ては、小さな粒/波である素粒子。
その意味では、自分と、世界の境界線って、あるようで、ない。
ただ、私達が、脳内にて「ここまでは自分。ここから先は自分以外」と認知しているだけ。
ゆえに『自分と世界の境界線が“感覚的に溶ける”』これって、脳内認知の問題なんですよね。
その意味では、起きえても不思議ではない。
体験として強烈なため「すごい!なにこれ?」と感じ、調べてみて・・
「え?これワンネス体験じゃん。私は悟ってしまった」
そう感じられやすい。
ただし、これはあくまで脳内の認知バグ的な側面もあって。
永続的には続かないし、体験が終わると、再び、強い自我が戻る。
ゆえに『「悟った」と思っている』のに、『実際には強い自我で生きている私』が矛盾して。
逆に混乱するケースは多いんですね。
これは、日本語圏だけでなく、世界的に見られる現象です。
結局、こちらの動画にあるとおり。
・【体験談】悟ったまま普通に生きるという選択|非二元の最終形
悟りって、神秘ではなく、ただの脳内の認知変容にすぎないから。
その『認知変容』が「一時的なものか?」「永続的なものか?」が、重要で。
神秘体験的な、ワンネス体験は、一時的なものである場合が、多いんですね。
ただし、体験としては強烈なため。
ワンネス体験をキッカケに、スピリチャルな世界に傾斜していき・・
瞑想などに取り組むようになって、その後、本当に、『認知変容』へと進んでいくパターンもあります。
3.『構造理解型』のワンネス体験とは?
さて、ワンネスの定義を、思い出してください。
ワンネスとは『すべての万物は、分離していない』であり・・
「見ている私」と「見られている世界」の分離が誤認だった・・これが【非二元】の視座。
で、この状態になるには、主に2択。
悟り・ワンネス到達の2ルート
①『私』が拡張して、全てになる(全てが私で1つ)
②『私』が消えて、分離が消える
『構造理解型』の場合は、②『私』が消えるんですよね。
正確に表現すると・・
・【完全版】「私とは」自我の正体|本能・思考・観察者の三層構造と“無我”の科学
高度なメタ認知により、『私』という主体感覚が、脳が、世界を認知するために、作り出している仕組みにすぎない!と、見抜くことにより・・
この世界には、永続的な意識主体としての『私』が、どこにも存在しないことを、体と頭で、深く悟ってしまう。
世界は、ただ、起きている。
世界は、永続的な意識主体としての『私』が、どこにも存在しないまま、ただ、反応の連鎖が続いているだけ。
この場合。
『私』がいないから、「世界を見ている私」と「見られている世界」の分離がないので、非二元。
だから、感動もないし、神秘でもない。
ただ「あぁ、まあ、そうだったのか」という感じ。
「あ~、はいはい。そういうことね」という感じ。
最初は、めちゃくちゃ衝撃的では、ありますが・・。
<補足解説>
少し補足解説しますね。
あなたの中にも、「私」という感覚が、ありますよね?
今日も1日、考えて、行動した。
その際、「私が考えた」「私がやった」と、感じられましたよね。
でも、もしそれが、『認知の後付け』だとしたら?
つまり、条件反射的に、考えが先に浮かぶ。
その後に「私が考えた」と、認知的な後付けが、起きている。
このことについては、科学的にも示唆されています。
例えば、ベンジャミン・リベットの実験では・・
被験者が「今、指を動かそう」と“意識的に決めた”と感じるよりも前に・・
脳内では、すでに準備電位が始まっていることが確認されました。
つまり――
「やろう」と思う前に、脳はすでに“やる準備”を終えていた。
さらに、社会心理学者のダニエル・ウェグナーは・・
人間の「自分が意図して行動している」という感覚は・・
脳が作り出した“ストーリー(解釈)”にすぎない可能性を指摘しています。
これらの研究から示唆されるのは――
私たちが感じている「私がやっている」という感覚は・・
行動の原因ではなく、結果として後から生成されている可能性がある!ということです。
つまり。
思考や行動って、生存維持装置・・なんですよね。
考えてみてください。
思考や行動って、生きるうえで、超重要ですよね。
で、それら超重要部分は、無意識で自動操縦されるように、生命システムとして進化している。
ただし。
人間の場合は、複雑な認知を可能にするために、認知の中心点「私」を立ち上げるように進化した。
ゆえに。
思考も行動も、無意識で行われ続けている。
ただし、後から、「私がやった」と、認知されるように、私達の脳内では、なっている!そういうこと。
で、そういった認知の仕組みを・・
高度なメタ認知により、観察で、見抜いてきた個体が、この何千年の人類の歴史のなかで、点在している!というわけです。

心理学『メタ認知』とは、自分の思考や感情を、観察、モニタリングする脳機能。
ゆえに、メタ認知が進化すると・・
自分が、勝手に動き続けている様子が、見えてくるんですよね。
自分自身が、勝手に動き、勝手にしゃべっている。
その様子が、ただ、観察されている。
すると「あれ?『私がやった』って感じるけど、矛盾があるくね?」となる。
その結果、こうなる。
「あぁ、『私がやった』という主体感覚は、認知的な後付けなのか」
だから、「なさずしてなす」のような話になっていく。
「私がなしている」と感じられるけれど。
その『私』は、脳が立ち上げている認知の中心点にすぎなかった・・
だから、実際には、成している永続的な意識主体がいない。
すなわち「なさずしてなす」。
ラスト
さて、このように、構造理解型のワンネスとは、なんとも夢も神秘もない【悟りの形態】なんですよね。
ただ、メタ認知により、脳の仕組みを見抜いただけ。
まあ、その意味では、とても現実的。
だからブッタは、食事由来の体調悪化で、亡くなった!とされているんですよね。
「え?なんか普通すぎない?」そう感じますよね。
ただ、ブッダは「主体がある」という前提を疑った人であり・・
「私がやっている」という感覚すら構造として見抜いた人。
だから、神秘的存在になるより、“構造を示す存在”として終わったわけですね。
そう、ワンネスと聞くと、神秘的で、すごいイメージがあるけれど。
それは、感覚派のワンネス体験であって。
実は、【構造理解型】のワンネス体験もあるよ!という話でした。
ちなみに「どちらが優れているか?」優劣の問題ではなく、シンプルに、ルートの違いにすぎません。
なお、メタ認知について、より詳しく解説した動画がこちらです。
記事版→メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
さて、最後まで、ありがとうございました。感謝しています。
<名無き仙人>




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