【体験談】つらい時期を乗り越える方法|絶望からの人生大逆転
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人生には、希望が必須だ。だけど・・
社会人1年目の4月。私は、希望にあふれていました。
中学校の臨時教師として働き始めることが決まり・・
「仕事ができる、かっこいい学校の先生」として女子生徒から人気になる──
そんな未来を思い描いていました。

でも、現実は違っていて・・
毎日、生徒たちからバカにされ、いじめられて。
廊下ですれ違う時、生徒達から、小ばかにされるのが怖くて、職員室が出るのも怖い。
毎日「仕事やめたい」と思っていました。
生き地獄の中にいた私は、結局、逃げるように教師を1年で辞めました。
どん底の無職ニート時代
その後、無職ニートとして職安に通う日々が始まります。
つい最近まで「先生」と呼ばれていたのに・・
今は無職で、こそこそとハローワークに通いながら仕事を探す自分。
同級生は、正式な公務員の先生として輝いている。
その姿を思い浮かべるたびに「自分はみじめで情けない」そんな気持ちが胸を締めつけました。
「この先、仕事が決まるのだろうか。もしかしたら・・」
不安で、生きた心地がしませんでした。
再就職が決まった!人生は明るい?
しかし、その後、なんとか就職が決まりました。
でも、既卒の私が就職できたのは、名前も聞いたことがない中小零細企業。
だけど、「ここからやり直そう!」また私は希望にあふれていました。
今度こそ、仕事のできるかっこいいサラリーマンになって・・
女子からモテモテになって、週末は合コン三昧。
そんな未来を思い描きながら働き始めました。

でも、現実は──
仕事では毎日のように怒られ、職場の人間関係もうまくいかず・・
急な残業や休日出勤で、遊びの予定も立たない。
合コンなんて一度もない。
それどころか、手取り十万円台の中、生活を回すのがやっと。
生活のためだけにストレスに耐える毎日。
周りを見渡せば、勝ち組の人たちが、夜な夜な合コンを楽しんでいる。
豪華な食事や、旅行だって・・
それに比べ私は、明日の仕事のプレッシャーを考えると夜眠れず・・
不安で胸が押しつぶされそうな毎日。
「こんな人生を、あと何十年も、耐えないといけないのか…」
そう考えると、絶望的な気分になっていき・・
「じゃあ、何のために生きているんだろう?」
そんな問いが、ふと浮かんでくる。
「うわー!ヤバいヤバい。これ以上、こんなこと考えたら危険だ」
私は、なんとか希望が欲しくて・・
当時流行っていた株やFXにチャレンジしました。
「これで人生一発逆転だ!」と。
しかし結果は、いきなりの大負け。
希望も、お金も、すべて失ってしまいました。

思い返してみれば・・
私は、学生の頃から、見た目も悪いし背も低いし、運動神経も良くないし、モテなかった。
社会人になれば変わると思っていたけれど、何も変わらなかったどころか・・
むしろストレスが増えて、生き地獄のようになっていった。
何度も希望を持って頑張ってきたけど、結局、毎回希望が絶たれる──
そんな人生の繰り返しの中で、私はもう、どうしたら良いのかわからなくなっていました。
人生、諦めようと思っても、完全に諦めることすらできず・・
にっちもさっちも、いかない状態に、追い詰められていました。

そんな当時。
私の唯一の楽しみ、生きがいは「仙人の本」を読むことでした。
何者にもとらわれず、自由に生きる仙人の姿に憧れて・・
「いいなあ、私もそんなふうになりたいなあ」と思っていました。
その流れで、自己啓発やスピリチュアルの世界を学ぶようになり…
そして、とうとう出会ってしまったんです。
それが・・「潜在意識」。
人生が変わったきっかけ|潜在意識

意識には、二種類あって。
自覚できる顕在意識と、無自覚のまま動く潜在意識。
そして驚いたことに、私たちの思考や行動の95%は、潜在意識によって自動で決まっている!というのです。
「なんだよ、全部、潜在意識じゃん!」
私は衝撃を受けました。
「うっわ~マジか。全部、潜在意識のせいだったわけ?」
これこそが、私の人生のターニングポイントでした。
人生が変わり始める
「95%、潜在意識で決まっているなら、潜在意識を変えればいいんでしょ?」
そこから、私は、手探りで、潜在意識を変える取り組みを始めました。
試行錯誤しながら、取り組む中で・・
私は、偶然、偶発的に、思い込みを書き換えるワークにたどり着き・・

しかも、それが、たまたま、自分の自動思考を客観視するワークであり・・
心理学で言う「メタ認知」──つまり、自分を客観的に見つめる力が、育ち始めてしまったようで。
だからでしょうか。
自分の人生のパターンが、見え始めていたんです。
「希望を持つ」→「でも、その希望は打ち砕かれる」→「どん底に落ちる」。
私は、この繰り返しを、ずっとやっていた。
「じゃあ、どうすればいいんだろう?」
考え抜いた末に出た答えは──
希望に頼らずとも、安定的に幸せを感じられる「自分軸」を持つことでした。
幸せの基準を下げる

具体的には、幸せの基準をとことん低く設定すること。
例えば、こんなふうに。
「今日もご飯が食べられた、ありがたい」
「蛇口をひねるとお湯が出る、なんて豊かなんだ」
この低い幸せの独自基準を、自分の軸に持つことで、現代日本に生きている限り、必ずその基準を上回れる。
つまり、希望がなくても、挫折しても、「ありがたい」と感じながら生きられるはず──
だから私は、自己洗脳で、『自分軸』を作り始めました。

で、まあ、よくよく考えてみれば・・
人類の長年の夢は「平和な環境で、お腹いっぱいご飯を食べる」こと。
私はすでに、その夢のような世界に生きていて・・
そう気づいてから、人生が一変しました。
本来なら、どん底のはずなのに、幸せの基準が低いから「ありがたい」と思える。
で、つらい時期にも、かかわらず・・
「ありがたい」と過ごせたら、その経験は、その後、圧倒的な自信に繋がります。
「私は、あの時期すら、なんとかギリギリ(笑)だけど、感謝しながら、生き抜けた」
そう、自分に対する自信や信頼に、繋がるんですよね。
そして、人生には波がありますよね。
良い時もあれば、悪い時もある。
逆をいえば、悪い時期の後には、良い時期だってくる。
だから、自然に上昇していくとき、幸せの基準は低いままだから、幸福度は爆発的に高まる。
私に訪れたのは、「それ」でした。
客観的に、めちゃくちゃ現実がいいか?と言えば、そんなこともない。
だけど、幸せの基準は低いままだから、体感的な幸福度は、めちゃくちゃ高い。
私は「幸せすぎて怖い」と思うほどでした。
そこで最後には「幸せに耐える修行」をすることになったのです。
15年続く幸せの秘密
あれから15年。
幸せの基準を低く保ちながら生き続けた結果──
ありがたいことに、私の人生はずっと幸せなんですね。
もちろん、客観的な現実は、上がったり、下がったりが、当然あるけれど・・
この15年間、一度も「ご飯が食べられない」「お湯のシャワーが使えない」状況になったことはありません。
だからずっと「ありがたい」「幸せだ」と感じながら生きられている。
いや~、本当、ありがたい。感謝。
だからでしょうか。
私は、この15年間、過度な、過剰な、希望や期待に執着せずとも、安定した幸福感を持って生きていけているようで・・
人生の幸福度は、安定して高いままのようなのです。
さて、貴方様は、「どういう生き方が、長い目で見た場合、賢い生き方だ」と思いますか?
今日からできる『実践ワーク』
では、最後に、【今日からできる実践ワーク】のご紹介です。
今日、ご飯を食べる時に、こう問いかけてみてください。
「もしかしたら、「ご飯を食べられる。ありがたい」と、感謝する方が、長い人生で見たら、賢いのかもしれない」
一見、説教くさい話に思えますが、実は、賢い生き方なのかもしれない・・
こう問いかけてみることで、その後、無意識領域で、思考が進んで。
心境の変化、しいては、人生の変化に繋がっていくから、不思議です。
まとめ
人生には「攻め」と「守り」があります。
攻めとは──未来に対して希望を持つこと。
これは、多くの人が自然にやっていることです。
宝くじを買うのだって、ある意味では「希望を買っている」とも言えそうですよね。
「もしかしたら当たるかも」という淡い期待が、日々の活力になるなら・・
それは一見、非合理なお金の使い方に見えても・・
人生トータルで考えれば、むしろ賢い投資と言えるかもしれません。
なぜなら、人間は、希望なしでは、生きられないからです。
希望にすがることは弱さではなく、誰もが未来に夢や期待を描きながら生きている、ごく自然なことなのです。
ただ、人によって、その【希望の形】が、違うだけ。
もちろん、私自身、希望を持っていますし、「希望を持つこと」は素晴らしいことだと思う。
ですが同時に、守りも、重要だと思いませんか?
希望一本足だと、その希望が潰えた瞬間に、一気にどん底へと落ち込んでしまう。
人生の浮き沈みが激しすぎると、落ちたときに思考力も下がり、悪循環に陥りやすい。
貴方様には、経験、ありませんか?
だからこそ、守りが大事なのかもしれません。
守りとは──自分軸・・自分独自の「【低い】幸せの基準」を作ること。例えば・・
「今日もご飯が食べられた、ありがたい」
「蛇口をひねればお湯が出る。豊かだ」
そんな、低い基準を幸せの軸にすれば、過剰に、希望や期待にしがみつかなくても・・
安定して、今の生活に感謝し、幸せを感じながら生きられるようになります。
あなた様は、人生の“守備固め”できていますでしょうか?
攻めの希望と、守りの幸せの基準。
その両輪をバランスよく持ちながら、これからも、ともに楽しみながら人生を過ごしてまいりましょう。
「私は“守備固め”が、できている♪」
これが、将来の不安の減少と、心の安心・安定に、繋がるんですよ。
逆をいえば、希望だけだと、漠然とした不安感が、続くんです。
私も、ずっと、そうでした。
で、守りを固めてからは、漠然とした不安感、かなり消えたんですよね。
なお、今回の話の関連記事・・
【自分軸の作り方】や【メタ認知】について、以下の記事が詳しいです。
・【完全版】自分と他人を比べない方法『自分軸vs他人軸』スピリチャル編
・メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
さて、最後に、私がつらい時期に、いつも、つぶやいていた言葉で、終わりたいと思います。
大丈夫。私達の人生は、きっと良くなる。必ず、良くなる。
大丈夫。私達の人生は、必ず、ハッピーエンドになる。
最後まで、ありがとうございました。感謝しています。
<名無き仙人>




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