世界線がズレた感覚の正体|AI革命と地政学変動を脳科学で読み解く
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イラン戦争、ベネゼイラへの軍事行動、ウクライナ戦争の長期化・・
止まらない物価高、株価の乱高下・・
政治の変化や、AIの急激な進化・・
なぜか連動する、身近な生活でのトラブル・・
「最近、世界線がおかしい」
まるで、世界線がズレて、こっちの【世界線】に、きてしまったような感覚。

でも──もしそれが、世界ではなく“私たちの脳”で起きている現象だとしたら?
今日は、この違和感の正体を、脳と認知の視点から見てみたいと思います。

こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
1.世界は本当におかしくなったのか?
まず最初に考えてみたいのは「本当に世界はおかしくなったのか?」
確かに、ここ数年。
世界では様々な出来事が起きています。
戦争、経済不安、AI革命、政治の混乱。
次から次へと、大きなニュースが続いている。
その結果、「世界がおかしい」「これから、どうなっちゃうんだろう?」
そんな違和感や不安を、感じがち。
しかし、ここで一度、立ち止まって考えてみると・・
もしかするとこの感覚。
世界の問題というより、人間の脳の問題かもしれません。
というのも・・
2.現実には2種類ある

実は、現実には、2種類あります。
ポイント
①客観的な物理現実
②脳内の主観現実
私達は、客観的な物理現実を「そのまま見てる」と感じられやすいですが・・
実は、客観現実を元に、脳内で、映像化・音声化し、脳内で、現実を体験しています。

で、脳内現実だから、意識が向けられたものだけが、脳内で映像化・音声化される。
全部を均等に、客観的に見ることは、できない。
これが、人間の認知であり・・
だから私達は、人それぞれの【脳内現実】を、生きています。
そう、客観現実を、みんなで同じように、共有しているようで、実は、そうでもない。
そして、ここからが本題ですが・・
3.人間の脳は「変化が遅い世界」で作られた

実は、人間の脳は、約20万年前の環境に最適化されたままになっています。
その頃の世界は、シンプルで、変化は、ゆっくりでした。
ところが、現代社会はどうでしょうか?
AIの進化。経済の変化。国際情勢。SNS。
情報量も、変化のスピードも、昔とは比較にならないほど増えています。
特に・・
4.SNSで「世界の異常」が可視化された
特に、大きな変化が、SNSです。
昔は、世界の出来事は、TVや新聞など、ニュースを通して知りました。
しかし今は、SNSによって【戦争、暴動、経済危機、社会不安】
あらゆる出来事が、リアルタイムで流れてくる。
世界のあらゆる問題が、一気に目に入ってくる。
つまり、「世界が、おかしくなった」のではなく「世界が見えすぎるようになった」。
その結果・・
5.脳のRASが「世界がヤバい証拠」を集める
ここで、人間の脳の仕組みです。
脳には、RAS(網様体賦活系)というフィルターがあります。
これは簡単に言うと「重要な情報だけを拾う装置」です。
例えば。
「この車、いいな」と思った瞬間、街でその車ばかり見かける。
そんな経験ありませんか?
実はそれ、その車が増えたわけではありません。
脳が、その情報を拾い始めただけ。
これと同じことが、世界にも起きます。
もし私たちが「世界はヤバい」「世界がおかしい」と感じると・・
脳は【戦争、不安ニュース、経済危機】
そういう情報ばかりを拾い始めます。

さらには!
SNSでは、興味あるニュースや情報が、【おすすめ】として表示されます。
だから、1度、不安ニュースを見ると、次から、ばーっとホーム画面や、タイムラインが、そういった情報で溢れる。
そして「ほら、やっぱり最近、世界がおかしい」そう感じる。
脳は証拠集めをする確証バイアスですね。
つまり、世界線がズレているのではなく、そう感じられる証拠が、見えやすい環境に、なっているんですよね。
で、ここからが重要ですが・・

だから、人によっては・・
「え?世界がおかしい?どういうこと?」
「いたって、平和なんだけど。何か、変わった?」
本気で、そう思うことになるんですね。
例えばAさん。
Aさんは、TVや新聞は見ないし、SNSでは、趣味の釣りの投稿しか、流れてこないし・・
日々、脳内では『片思い中のBさん』『意地悪な職場の先輩』『今週末の釣り計画』
そういった脳内現実で。
「物価高?あ~、確かに言われてみれば、値上がりしてるかも」
「イラン戦争?え?そうなんだ。へー」
なぜ、そうなるのか?
個人が経験している現実とは、脳内現実だからです。
客観現実を、みんなで同じように、共有しているようで、実は、そうでもない。
このように、『他人の脳内を観察する』スキルは、他者メタ認知ですが・・
『みんなでTVを見る時代』から【1人1人に最適化されたSNSを見る時代】になり・・
既に、現実って、共有されていなかったり、しますよね。
この話は、こちらの【2012年頃から、世界がおかしい】が詳しいです。
そう、もう2012年頃から始まっている変化なんですよね。
さて、あなたの脳内では、普段、何が、見えていますか?
意識を向けたものが、私達の脳内現実を作っています。
6.実は今、人類の歴史的転換点
ただし、ここで重要な話があります。
「世界線がおかしい」
この感覚、完全な勘違いではありません。
実は今、人類は、歴史的な転換点にいます。
例えば、AI革命。
これは、産業革命レベルの変化とも言われています。
さらに、世界の秩序も変化しています。
第二次世界大戦以降、世界は長く、アメリカ中心の秩序でした。
しかし今。
中国の台頭。ロシアの動き。中東情勢。
世界のパワーバランスが動き始めています。
そしてもう一つ。
情報革命。
SNSによって、人類は初めて、世界の出来事をリアルタイムで共有する社会になりました。
全員がスマホをもつカメラマンになっていて・・
だから、特にXでは、イラン戦争に、衝撃的で生々しい映像なども、リアルタイム共有されていますよね。
つまり今、人類は、
注意ポイント
【AI革命・地政学の変化・情報革命】
この「三つの巨大な変化」の中にいます。
だから「世界線がおかしい」
そう感じるのも、ある意味では「自然なこと」とも、言えそうですよね。
まとめると・・
ポイント
①客観的な現実も、確かに変わっている
②しかし、その変化が「どう感じられるか?」は、脳内現実で決まる
※人によっては、何も変わっていないように感じられている。
では、最後に。
7.こんな時代に、気をつけたいこと
世界が大きく変化するとき。
人間の脳は、不安と危機に、強く反応します。
なぜならそれは、生存に関わる情報だからです。
さらにSNSのアルゴリズムは【刺激的な情報・不安なニュース】が、拡散されやすい仕組みになっている。
すると何が起きるか。
脳のRASと、SNSアルゴリズムが合わさり『危機ばかり見える世界』が作られてしまいます。
これが「現代の認知バグ」です。
もし、SNSを使うなら、この構造を理解しておく必要が、ありそうですよね。
ラスト これから必要になる力
では、このような時代を、どう生き抜いていけばいいのか?
その答えの1つが、心理学『メタ認知』です。

つまり、世界を見る前に、自分の認知を、観察すること。
なぜこのニュースに反応したのか。
なぜこの情報に不安を感じたのか。
それを一歩引いて見る。
すると、少しずつ気づきます。
世界は、思っているほど、単純でもなく・・
思っているほど、絶望的でもない。
最近、世界が狂ったのではなく、最近、世界の見え方が、変わりやすい変化が起きているだけ。
そう気づくだけで、少し、世界の見え方が、変わりそうです。
まあ、メタ認知って、『俯瞰する視点』だから・・
自分のことも、他人他人のことも、この世界のことも、客観的に見れて・・
だから、感情的にのまれずに、冷静で、いられる。
さて、この世界が、平和で、幸せな世界で、ありますように。
なお、メタ認知や、他者メタ認知、「意識フォーカスで、脳内現実を選ぶ」など、以下の記事が詳しいです。
・メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
・【他者メタ認知】人の心を読む能力|他人の気持ちや考えがわからない人へ
・【衝撃】嫌いな人が2秒で消える!イライラも不安も一瞬で消える『現実の選び方』
さて、最後まで、ありがとうございました。感謝しています。
<名無き仙人>




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