なぜ「私は誰?」と問うだけで人生が変わるのか?ラマナ・マハルシとメタ認知5階層
~この記事の動画verは、こちら↑~
さて、「自分が、どのレベルまで、悟っているのか?」
これって実は【問いの深さ】で、わかるんですね。
どういうことか?
・「私は誰か?」で人生が変わる|ラマナ・マハルシ『あるがままに』要約と自己探求の科学
世界的に有名なインドの聖者ラマナ・マハルシは、本【あるがままに】の中で・・
「「私は誰か?」と問いなさい」
この【問い】を自己探求の中心においています。
なぜか?
ラマナ・マハルシの意図は・・
・【完全版】「私とは」自我の正体|本能・思考・観察者の三層構造と“無我”の科学
「私は〇〇な人間だ」「私は名前だ」「私は感情だ」「私は思考だ」
…と無意識に同一化している“私感覚”を観察して、
「では、その“私”とは実際どこにあるのか?」
これを、直接見ていくことなんですね。
つまり【思考が出る・感情が出る・反応が出る・自我が出る】
でも「それを見ている“私”は何なのか?」と追っていく。
そして最終的には『固定的な“私”は見つからない。しかし“在る”という意識だけは残る』
この方向に進んでいく。
というのも、伝統的に『悟り』とされてきたものとは・・
「悟り」とは?
「【私】という主体感覚の正体を、見破ること」
なんですよね。で、以下の動画のとおり。
・【ワンネスの体験談】ワンネスとは何か?|悟りの正体を科学とメタ認知で解説
①「私は実在しなかった」
世界を見ている【私】がいないので、『見るもの』と『見られるもの』の分離が消える→ワンネス。
②「私は全てだった」
私という固定的な実在がないので、“自分の外側”という境界線も消えていく。
すると──
空も、人も、音も、感情も、全部「同じ一つの現れ」に見え始める。
つまり、「全て私だった」で、ワンネス。
どちらにしろ。
「【私】という主体感覚の正体を、見破ること」これが、悟り。
だから、ラマナ・マハルシの教えは、ほぼ、これ。こればっかり。
「「私は誰か?」と問いなさい」
でもね、これって、通常、問えないんですよね。
いや、正確に言うと、問い続けることができない。

私もそうでしたが、世界中で、ラマナ・マハルシの教えに触れて。
「そうか、こう問えばいいんだ」と思って・・
「私は、誰?」そう問うてみたものの。
頭の中が、ハテナでいっぱになって、「よくわからん」みんな、すぐ辞めちゃってるんです。
そう、問えない。
なぜか?
「どの深さの問いまで、問えるか?」には、その人の【メタ認知レベル】が影響するからです。
つまり、【メタ認知レベル】の段階によって「出てくる問い」のレベルが変わり・・
最終段階において、ようやく、この問いが、浮上してくるわけです。
「で、私って、誰?」

こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
今回は、「どのレベルで、どんな問いが、生じるのか?」具体的に見ていくことで・・
自分の【悟り度合い】到達レベルがわかる、そんな話です。
自己探求・現実探求の地図の1つになりそうです。
是非、お楽しみください。
記事は以下の構成です。
記事の構成
①なぜ、メタ認知のレベルで「問い」が変わるのか?
②メタ認知5階層と、各レベルでの「問い」
では、まずは・・
1.なぜ、メタ認知のレベルで「問い」が変わるのか?

心理学【メタ認知】とは、自分の思考や感情を、観察・モニタリングする脳機能。
この脳の、モニタリング機能のレベルによって、ふっと、浮かんでくる「問い」の種類って、変わるんですね。
というのも。
例えば、メタ認知が、あまりない場合。
本能のままに生きることになり、こういう問いが浮かびやすい。
本能的な問い
「どうやって勝つか?」
「どうやって認められるか?」
「どうやって傷つかないか?」
「どうやって快を得るか?」
そう、本能・自我レベルの問いに留まりやすいわけですね。
一方で、メタ認知がある場合。
「うん?そもそも、なんで、私は勝ちたいんだろう?」
そんなふうに、「どうやって勝つか?」と、問うている自分を、観察してしまうがゆえに・・
別の問い「そもそも、なぜ、私は勝ちたいの?」という問いがでてしまう。
このように、メタ認知の有無で、問いの種類って、変わっちゃう。
でね。
メタ認知にもレベルがあり、各レベルに応じて、生じる問いの種類が変わるんですね。
では、ここからが本題ですが、その前に少しだけ補足。
<補足>
「悟り度合が進んでいる方が、すごい」
これは、固定観念でありバイアスなんですよね。

思い出してください。全てはただ、素粒子が変化してるだけ。意味はありません。
そこに意味を与えているのは、私達の脳内です。
ただ、現象があるだけ。優劣は、ない。
ゆえに、まあ、以下は【意識進化】という大人の趣味・娯楽のエンタメ的に、楽しんでもらえたら!と思います。
2.メタ認知5階層と、各レベルでの「問い」

人間の【メタ認知の進化段階】は、ざっくり、次の五つの層で進化していきます。
メタ認知5階層
第1層、メタ認知なし。
第2層、感情メタ認知。感情には気づける。
第3層、思い込みメタ認知。思い込みにも気づける。
第4層、本能的な自我のメタ認知。本能的な自我にすら気づける。
第5層、観察者すらメタ認知される状態。主体の正体を見破る。
さて、メタ認知の進化度合で、「生まれる問い」が変わっていきます。
なぜなら、人は“見えている範囲”でしか問いを持てないからです。
<第1層、メタ認知なし>
メタ認知が、ほぼ、使われずに、本能のままに生きている状態であるため・・
「どうすれば勝てる?」「どうすれば嫌われない?」「誰が悪い?」「なんで自分ばかり不幸?」
“感情・思考=自分そのもの”となり、問いも本能反応ベースになりやすい特徴があります。
そう、問いの種類を見て、お気づきのとおり。
人類の多くは、この第一層そして、後述する第二層なんですね。
まあ、人間も進化途中の生物であり、これはある意味、当然。
<第2層:感情メタ認知>
第二層は【自分の感情に気づき始める段階】です。
ゆえに、生まれる問いは、こんな問い。
「今、自分は怒ってる?」「なぜこんなに不安?」「また同じことで傷ついてる?」「感情に飲まれてない?」
ここで初めて、“感情を観察する視点”が生まれるわけですね。
そして、次から、ぐんっと【問い】の深さが、深まってきます。
<第3層:思い込みメタ認知>

第三層は、自分の思い込み(前提)に、気がつく段階です。
ゆえに、こんな問いが、生まれ始めます。
「これって事実?解釈?」「親の価値観を生きてない?」「その『普通』誰が決めた?」「なぜ私はそう思い込んでる?」
そう、自分の脳内で見えている“現実”ではなく・・
そう現実が見えている原因となっている、“自分の認知のフィルター”を疑い始める段階。
「自分が、世界を、どう認知しているか?」を、認知し始める段階。
自分の脳内を、高度に、観察し始める段階。
この段階では、観察者意識が芽生え始めるので、「目が覚めた」感覚となりやすいです。
「いや、ちょっと待て。そもそも現実ってなに?」
「あれ?今ここ、これって、現実・・なんだよね?」
今までは、現実に超没入状態で、本能反応のままに、生きていたいのに・・
現実それ自体を、客観視し始める。
それは、夢の中で「あれ?これ夢じゃね?」と気づく感覚に近い。
・「覚醒とは何か?」スピリチュアルの正体を脳科学で解説【メタ認知とは】
だから、第3層は、スピリチュアルでは「覚醒者」と表現されたりします。
世の中の多くの人は「第二層まで」なので・・
問いの深度が深くなりすぎて「会話がかみ合わない。本音で話せない」そんな悩みも、浮上し始める段階。
だから「覚醒者は孤独」と言われたりするわけですね。
さて、ここから先、ほとんど話を聞かない領域に入っていきます。
<第4層:本能的自我のメタ認知>

第四層では【自我の反応構造に気づく段階】です。
こういう問いが、生まれ始めます。
「うん?そもそも、なぜ私は、成功したいんだろう?」
「ちょっと待て。なぜ私は「認められたい」と、感じてる?」
自分の本能から、生じている欲求や不安を高度に観察できてしまい・・
欲求や感情の出所である【本能・自我】を、観察し始める段階です。
これって、できそうで、できないんですね。
なぜなら、自我による強烈なブロックがあるから。
実は、私達の思考や行動の、そのほぼ全てが、本能から生じている。
でも、人間は通常、それを認めることも、直視することも、できない。
一時的には納得できても、理解しても、すぐ忘れてしまう。
なぜか?
自我による防衛反応が起きるから。
だから、こんな反応が起きる。
「人間は他の動物とは違う」「私は理性的だ」そんな思考が、浮かぶ。しかも、自動的に。
同時に、「あなたも人間だから、ほぼ本能で動いていますよ」なんて言われたら、拒絶感や嫌悪感もでる。
うん?どこから?
本能的な自我から、自動で浮かんでいるんですよね。
まあ、これら【人間の仕組み】の深層部分まで、高度に観察できてしまう段階が、第四層。
・【他者メタ認知】人の心を読む能力|他人の気持ちや考えがわからない人へ
私も、他人の脳内を、仮想的に読むスキル【他者メタ認知】の獲得により・・
急速に、メタ認知階層が、3から4に上がっていくなかで。
「いや、ちょっと待て。今までみたいに、自分の感覚のままに、記事が書けない」
そうなっていきました。
本来なら、見えない深層まで見えすぎて、書く記事が、マニアックになりすぎてしまう・・
そう、かなりの程度、自我のブロックを突破し始めている段階なんですよね。
もはや、通常の定義における【人間】ではない側面もある。
メタ認知が発達しすぎてて。
ゆえに、この第四層に到達して、さらに進むなかで、やっと、この問いに、耐えられる段階に、なり始めるんですね。
<問1「私とは誰か?」>
第3層までは「私は成功したい」なんだけど・・
第四層になると「成功したい本能反応を、私は見ている」
私という感覚の位置が、観察者側に、ウエイトとして、かなり移行し始めます。
その段階が、一定レベルまで進むと、やっと、こう問えるようになる。
「いや、ちょっと待て。【見ている私】って、なに?」
そう、これが、ラマナ・マハルシの教え「私は誰か?」の最終段階なんですよね。
観察者すら、観察され始める段階。
・【実話】“観察者の私”を観察すると何が起きるのか|メタメタ認知とは?
「おい、マジか。ちょっと待て。観察者の「私」すら、自我の一部だったの?」
この気づきに到達するのが、第五層メタメタ認知です。
で、すると、【私】という感覚の正体にたどり着く・・
いわゆる「悟り」とされてきた認知状態に、入っていくわけですね。
<問2「現実とは何か?」>
「現実とは何か?」これ自体は、他の層でも問えるだけど・・
唯我論に関しては、この第四層の奥まで進まないと、問えないんですね。
・『独我論』自分しか存在しない?【科学&哲学の答え】ソリプシズム
つまり、「世界は本当に実在しているのか?」言い換えると・・
「世界は本当に、夢のような仕組みじゃないのか?」という問い。
睡眠中の夢の世界って、全部、自分が作り出していますよね。
では、現実世界は?
現実世界も、実は、全部、自分が作り出している・・その可能性の100%の否定、できますでしょうか?
これ実は、科学ですら、できずにいるんですよね。
そう、科学ですら、わからない領域だから、ここって、もう自分で探求する他、ない領域なんですね。
でも、この唯我論の問いは、メタ認知レベルが高度に高まらないと、耐えられない。
確かめようがないし、「世界は実在している。私が作り出しているわけじゃない」という大前提が揺らいでしまう・・
全てが揺らいでしまう問いだから、自我が強烈にブロックしてくる。
都市伝説や、スピリチュアルなどの分野の、ある超有名人気ユーチューバーの方が、世界の秘密に関連して・・
「なぜか、これ以上、問えない領域が、あるんですよね。あれ、なんなんですかね?」
そう発言されていましたが、それって、自我のブロックなんですよね。
でも、「なぜか問えない領域がある」とメタ認知できている段階で、この方は、階層4以上であろうと思われました。
ちなみに、第五層までいくと、「私とは誰か」だけでなく、この問いの答えまでたどり着ける・・
世界の真実にまでたどり着けて、「とりあえず、一旦、探求は終了」となります。
というわけで。
メタ認知のレベルで「どこまで観察できるか?」が変わり、関連して、「どんな問いが生まれるか?」が変わる。
AI時代「問いの重要性」が指摘されている・・
AIに送る「問いの深度」で、AIからの回答が変わっちゃうからですが・・
問いの深度は、メタ認知レベルで変わる!というわけですね。
まとめ
悟りとか、覚醒とかって・・
「特別な人になること」では、ないのかもしれません。
ただ少しずつ、感情に気づき、思い込みに気づき、自我の反応に気づき、
そして最後には──
「“私”って何だろう?」
そう静かに、問い始めること。
そして、大事なのは、今どの階層にいるかより・・
“自分を観察しようとする意識”が、もう始まっていること。
その時点で、人はもう、無意識だけで生きていた頃とは、違う世界を歩き始めています。
焦らなくて大丈夫。
問いは、人生のタイミングで、自然と深まっていくから。
そして、その問いの旅そのものが、きっと、人間として生きる面白さなのだと思います。
深まっていく問いと、意識進化の旅を、ともに楽しんでまいりましょう。
なお、メタ認知や、他者メタ認知、メタ認知5階層について、以下の記事が詳しいです。
・メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
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・【保存版】メタ認知とは?|思考と感情を客観視する脳機能を5階層で完全解説
気軽にチェックしてみてください。
さて、最後まで、ありがとうございました。感謝しています。
<名無き仙人>




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