反すう思考を止めたい!考えすぎで疲れる人へ。考えないようにする方法
※この記事の動画verは、こちら↑
「考えすぎてしまう」思考を止める方法・・
今日お伝えするのは、たった1つの習慣です。
これを始めてから、私は、何十年もの間、悩まされてきた“思考の渦”から抜け出せました。
なんで私は…いつも、こんなに“考えすぎてしまう”んだろう──
気づけば、頭の中で、ずっと何かを考えてる。
過去の後悔。未来の不安。他人の評価や、あの時の一言──
グルグル思考が止まらなくて、心まで疲れ果ててしまう日々が、私にもありました。
でも、ある変化をきっかけに、私は“思考に飲まれない自分”に変わっていったんです。
今日はその体験と、誰でもできる実践方法を、わかりやすくお届けします。

こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
第1章|「思考を止めよう」とすると逆効果

多くの人が、「考えすぎてる自分」に気づいたとき、なんとか“止めよう”とします。
でも実は、それが逆効果なんです。
「考えるな!」と思った瞬間、脳はその思考に意識を集中させてしまう。
するとどうなるか──
考えないようにすればするほど、思考は強くなる。
だから大切なのは、「止めよう」とすることじゃない。
“ただ気づく”ことなんです。
第2章|止めるのではなく、観察する

ヴィッパサナ瞑想・・
2500年前、ブッタは、思考を観察することで、悟りに至った!って、知っていましたか?
「思考を観察する」とは、どういうことでしょうか?
たとえば、こう問いかけてみてください。
「いま、私は何を考えてた?」
この一言が、自分を“思考の渦”から引き上げてくれるんです。
考えに飲まれてるとき、私たちはその内容に夢中になっています。
思考に対して、超没入状態。
でも、「あれ、ちょっと待て。私は今、何を考えてた?」と問い直した瞬間・・
私たちは思考の中から一歩外に出ることができる。
そう。思考を“見つめる側”に、立てるようになるんです。
これが、心理学で注目されている「メタ認知」という力です。
第3章|実践ワーク:「いま、私は何を考えてた?」

やり方は、とてもシンプル。
ふとした瞬間に、「いま、私は何を考えてた?」と、そっと自分に問いかける。
たとえば、電車の中でぼんやりしてたとき。
LINEを見た後、なんとなく不安になったとき。
その直前、あなたの頭の中には、どんな言葉が流れていましたか?
「返信、遅かったな…嫌われたかな」
「明日、仕事ちゃんとできるかな」
「またあの人に変に思われるかも」
…そう、自分の思考に、気づければ、それだけで十分なんです。
内容を否定しなくていい。直そうとしなくていい。
「そっか。いま、そんなことを考えてたんだな」
と、ただ気づくだけでOK。
その気づきこそが、思考の自動運転を、静かに解除していく鍵なんです。
第4章|観察だけで、なぜ心が軽くなるのか
不思議なことに、“思考に気づいた瞬間”──
その思考は、もうあなたを支配できなくなります。
それまで自分そのもののように感じていた思考が・・
まるで他人の声のように聞こえてくる。
観察されている思考は、力を失うんです。
こうして、だんだんと、心の中に“余白”が生まれはじめます。
第5章|思考の正体とは?

ここで、ひとつ大切な“構造の話”をしましょう。
思考というのは、実は──
**人類が生存確率を上げるために作り出した“自動装置”**なんです。
「どうしたら危険を回避できるか?」
「どうすれば失敗を避けられるか?」
「どうふるまえば、群れに受け入れられるか?」
そうやって、ホモ・サピエンスは“考える”ことで生き延びてきました。
つまり思考は、心臓や呼吸と同じく、“無意識に、自動で動く”仕組みなんです。
だから、止めようとしても止まりません。
それが正常なんです。
だからこそ大事なのは、まず“観察すること”。
この自動運転装置の正体を、客観的に見ること。
そして…この装置の最深部にある“自我”──
「私はこうあるべき」
「私は足りない」
「私は評価されないと価値がない」
「負け組に転落するのが怖い。勝ち組になりたい」
そんな“自我プログラム(本能のプログラム)”の構造そのものに、気づいたとき──
思考は、静かに静まりはじめます。
では、ここまでの話を、一旦、まとめますね。
ポイント
①思考とは、本能により、自動的に生成され続けるもの
※だから、心臓の動きと同じく、意識的には止められない
②自動的に浮かび上がり続ける思考を、客観視できた瞬間、思考から距離がとれる
③思考が生まれる最深部「自我構造」まで客観視できた時、思考は静まる
第6章|ストーリー:思考に気がつき始めた日

私はずっと「考えすぎてしまう」と、なんとなく、半無意識的に、思っていたんですね。
でも、はっきりとは、「自分が考えすぎている」と、自覚が伴うこともない状態で、生きていました。
つまり「考えすぎてる。思考を止めたい」と思う時点で・・
貴方は既に、メタ認知が発達し始めているわけですが・・
そんな当時。

潜在意識の書き換え【転生仙術】に取り組み始めたことで・・
思い込みを書き換えるために、「自分の思考を客観的に見てみる」ワークを、行い始めたんです。

目的は、思い込みの書き換えでした。
でもね、副作用的に、メタ認知能力が、鍛えられてしまった。
メタ認知とは、自分の思考や感情を、客観視する能力のこと。
人間脳(前頭前野)にて、行われる脳機能ですが・・
そう、実は、メタ認知ワークでも、あったんです。
だからでしょうか。
私は、少しづつ、「自分が今、何を考えているか?」に、自覚が伴うようになっていった。
「うん?ちょっと待て。今、また、ネガティブな妄想を、してたよね?」
「嫌われたかも・・と、考えてたよね?」
これ・・今思うと、ヤバい。そりゃあ、人生が、変わるよ。
だってさ、人生を作り出している最初の起点は、思考。
私達は・・

ポイント
①無意識のうちに「右にいった方が良さそう」などと考える
②無意識のうちに、右に行く行動をとる
③その【無意識の行動】が積み重なった結果が人生となる
こうやって、『無意識による自動思考』から、人生が作られているわけで。
よって、最初の起点『無意識による自動思考』に、気づけるようになると・・
「うん?今、無意識のうちに「右に行ったほうがいい」と考えていたよね?」
「いや、ちょっと待て。ここは、怖いけど、合理的に考えたら、左でしょう?」
自分の思考と行動を、意識的に、コントロールできるようになる。
そりゃあ、人生、変わるよ。
そして、自分の思考を客観視する【自己メタ認知】により・・
「あっ!また今・・「私は悪くない。相手が悪い」と、ぐちぐち、考えているな」
「これは、本能より発生している自動思考だ」
「やめよ、やめよ。それより「どう解決するか?」を、考えよう」
思考をコントロールできるから、ネガティブ思考に、のまれる頻度も激減していき・・
第7章|思考が静まった日
さらに、15年の月日が必要となりましたが・・
私は、「他者メタ認知」にも取り組むようになりました。
他人の言動や、心の動き。
その奥にある、無意識の構造や、自我プログラムに気づくことで──
結果的に、自分自身の“自我”にも気づくようになったんです。
すると…思考そのものが、自然と静まっていきました。
気づけば、脳内のおしゃべりが、消えてしまう時が、出始めたんです。
10秒経っても、20秒経っても、30秒経っても、思考が浮かんでこない!
「ぅん!?なんじゃ、こりゃ!?」
とてつもない違和感。
生まれて初めて経験する【思考がない状態での世界体験】。
この時の衝撃については、こちらの動画が詳しいです。
記事は、こちら→「私とは誰か?」──自我の正体と“気づいている意識”の真実とは?
第8章|ラストメッセージ
思考を止めようとしなくて、いいんです。
ただ、「いま、私は何を考えてた?」と問いかけてみてください。
あなたの中にある“観察者の意識(メタ認知)”が目覚めるとき、思考は、自然に静まりはじめます。
今日のあなたの、心の中に小さな“余白”が生まれますように。
そしてその静けさが、これからのあなたの毎日に、優しく広がっていきますように。
なお、【自己メタ認知】と『他者メタ認知』について、こちらの動画が詳しいです。
記事はこちら→メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
さて、最後まで、ありがとうございました。
感謝しています。
<名無き仙人>




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