マウントをとる人の心理とは?自慢ではなく「自己防衛反応」だった
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こんな経験、ありませんか?
例えば、友人と話していて「この前、沖縄に旅行に行ったんだよね」と、何気なく話しただけなのに・・
「あぁ、沖縄ね。私は去年ハワイに行ったけどね」と、なぜか急に張り合ってくる。
「え?・・」いや、別にこっちは自慢したかったわけでもないし、競争したかったわけでもない。
ただ、普通に話しただけなのに・・
こういった経験、ありませんか?他にも例えば・・

「最近、仕事が忙しくて」と話したら、「へぇ。私なんて、先月の残業時間、本当にヤバくて・・」
「最近、うちの子、珍しく勉強頑張ってて、これができるようになって驚いたんだよね」と話したら・・
「え?うちはもう、そのくらい普通にできるよ」
いやいやいや・・なんで、この人、いちいち張り合ってくるの?
そんなに自慢したいの?「自分の方が上だ」って、アピールしたいの?
いや~もう、ちょっと萎えるな。
「あぁ……そうなんですね(もう、この人には余計なこと話さないでおこう)」そう、なったこと、ありませんか?
でも・・この人、本当に「自慢したい」と思って、自慢しているのでしょうか?
実は、マウントって、猿なども行う本能に根差した行為であり・・
「性格が悪いから」でも「自慢」でも「承認欲求」でも、ないんです。
マウントをとる本当の原因は・・

こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
今回は、『マウントをとる人の正体』を、一般的には話されない深度で、本当のことを見ていきましょう。
「ぅわっ!そういうことだったの?」
マウントをとる人を、見る目が、根本から変わってしまう面白い話、是非、最後までお楽しみください。
1.マウントをとる人の深層心理
さて、私達は、なぜ、マウントをとることがあるのでしょうか?
これ実は、人間に限らず、猿などの社会性をもつ動物にも、相手より自分の方が上だと示そうとする行動が見られるんですね。
つまり、マウントそのものは、人間だけの特殊な性格の問題というより・・
「集団の中で自分の立場を守る」という本能的な行動の延長線上にあるんですね。
では、なぜ、人間やサルなどは、集団の中で自分の立場を守るために、マウントという行為をとるのか?

猿は集団内で、序列の上位になりたがる。
序列上位の個体になれると、生存と生殖に有利であり・・
「あいつは、序列の下位だ」と認定されると、生存の危険度が上がるからですが・・
この本能が、人間にも残っていて、私達にマウントを、とらせているんですよね。
つまり、マウントとは、こうなんです。
「おい、ちょっと待って。私は有能だよ。私を序列の下位と認定しないでよ」
そう、実は、根底には【「この人は無能だ」と、序列の下位に認定されるのが怖い】恐怖心があるんですね。
そう、恐怖心。
だって、「この人は無能だ。この群れに、必要ない」と思われちゃうと、ヤバいわけで。
必死に「おい、ちょっと待ってよ。私は有能だよ。本当だよ!」そうアピールしないと生き残れない。
冒頭の話を、思い出してください。
「この前、沖縄旅行に行ったんだよね」と、何気なく話しただけなのに・・
「あぁ、沖縄ね。私は去年ハワイに行ったけどね」と、なぜか急に張り合ってくる。
これ、実は、自慢したいのではなく・・
「私だって、ハワイに行ったんだ。私は無能じゃないし、序列の下位じゃないんだ」という自己防衛なんですよね。
だって、考えてみてください。
本当に、自信がある人は、自慢するでしょうか?
例えば、「俺、ホームラン、打ったことがあるんだよね」と、小学生が話していた時・・
大谷翔平選手が「へぇ。でも俺は、ホームラン、年間50本以上、打ったことがあるけど」と、自慢するでしょうか。
いや、しないですよね。
「へぇ。すごいね」と、共感はするけど、自慢はしないでしょう。
つまり、自分に自信がなくて、会話の中で「あ、ヤバい。私、無能だと思われるかも」と怖くなって・・マウント発動!
「へぇ。でも俺は、ホームラン、3回、打ったことがある」
そうやって、マウントって、起きているんですよね。
つまり、まとめると・・
マウントをとる人は、「自慢したい」のではなく・・
相手の話を聞いた瞬間、無意識に自分の価値や立場が脅かされたように感じて、「いや、私だってすごいよ」と、自分の価値を証明しようとしている。
つまりマウントとは、【自慢】というより、脅かされた自己価値を守るための【自己防衛反応】なんですね。
そう、【自己防衛反応】・・こう聞いてみると、マウントをとる人を見る目、少し、変わりませんか?
でね、だからこそ・・
2.マウントは性格の問題ですらない

実はマウントって、自動で起きている『自動反応』なんですよね。
うん?どういうこと?
というのも・・マウントをとられたら、こう感じませんか?
「うわ、この人、性格悪っ」
でも、これ、性格が悪いから、マウントをとるわけでも、ないんですよね。
だって、意図的にやっているわけではないから。
「よ~し、2秒後にマウントをとって、相手を小バカにしてやるぞぉ」
そんなふうに、意識的に、意図的に、マウントをとっているわけではない。
今までの経験を思い出してみてください。
例えば、「この前、沖縄旅行に行ったんだよね」と言った後、相手が5秒くらい熟考してから・・
「あぁ、沖縄ね。私は去年ハワイに行ったけどね」と、なぜか急に張り合ってくる・・ことは、ないですよね。
だいたい、間髪入れずに、即座に「あぁ、沖縄ね。私は去年ハワイに行ったけどね」と、マウントをとってくる。
なぜか?マウントとは、【自己防衛反応】つまり、本能による自動反応だから、即座に自動で起動する。
だから、相手には悪意も、悪気もない。
ただ、本能による【自己防衛反応】が発動しただけ。それが、マウントと言う行為。
つまり、性格というよりも、どちらかと言えば、「自信のなさ」「余裕のなさ」なんですね。
というのも、自分の価値に自信がある人は、相手がすごい話をしても、自分の価値が脅かされないからです。
「沖縄に行ったんだ」「へぇ、いいね!楽しかった?」それで終われる。
でも、自分に自信がないと・・
相手の「沖縄に行った」という、ただの情報が・・
「私は沖縄に行けるくらい充実しています。あなたは?」みたいな【自分への評価】に聞こえてしまう。
すると、本能が反応する。「ヤバい。私の方が下だと思われる」
そして即座に、「私はハワイに行ったけどね」と、自分の価値を証明しようとする。
そう、性格が悪い人が、意図的にマウントをとっているのではなく・・
自分に自信がない人が、マウントという自動反応を起こしている。
こう聞いてみて、どうでしょうか?
「え?やばっ。そういうこと?」マウントをとる人を見る目、少し、変わりませんか?
でね、だからこそ・・
3.マウントをとる人は、改善しない理由
マウントをとってくる人と関わっていると、こう感じますよね。
「もう、この人、毎回、マウントとってくる時があって、面倒だな。なんで、改善しないの?」
そう、マウントをとる人って、改善しないですよね。
『マウントを取らない人へと、自己改善する』が起きない。なぜか?
なぜなら、本人は、そもそも「自分が、ちょいちょい、様々な場面で、マウントをとっている」と自覚が伴っていないからです。
「え?そうなの?」はい、そうです。
だから、そもそも、自覚していないから、改善もされない。
でね、自覚が起きない理由は、メタ認知にあります。

心理学『メタ認知』とは、思考や感情を、観察・モニタリングする脳機能。
簡単に言えば、自分を客観的に見る力ですが・・
メタ認知を、あまり使わずに生きている人は、『自分が普段、どう振舞っているか?』
自己観察が起きないので、自覚が伴わないんですね。
だから、実は本人は【自分はマウントをとっている】と、そもそも気づいていない。
「え?そんなこと、ありうるの?」
はい、ありえます。というのも、メタ認知能力には、個人差が大きいことが判明していて・・
4.メタ認知5階層
人間の【メタ認知の進化段階】は、ざっくり、次の五つの層で進化していきます。
メタ認知5階層
第1層、メタ認知なし。
第2層、感情メタ認知。感情には気づける。
第3層、思い込みメタ認知。思い込みにも気づける。
第4層、本能的な自我のメタ認知。
第5層、メタメタ認知。
でね、この【メタ認知5階層】で見ると、マウントも面白いんです。
まず、第1層【メタ認知なし】。
「沖縄に行ったんだ」「あぁ、私は去年ハワイに行ったけどね」
本能のまま、反射的にマウントする。
しかも本人は、自分がマウントをとったことにすら、気づいていない。
自覚なく、悪気なく、マウント反応を普通に起こしている人・・これが、第1層ですね。
次に、第2層【感情メタ認知】。
「沖縄に行ったんだ」と聞いて・・
「あ、なんかモヤッとした」「ちょっと嫉妬したかも」自分の感情には気づける。
でも、その感情が【なぜ起きたのか?】までは見えていないので・・
「私はハワイに行ったけどね」と、結局マウントをとることもあります。
そして、第3層【思い込みメタ認知】。
「あ、私、『海外旅行に行ける人=人生が充実している人』みたいな価値観を持っているのかも」
「あ、私、『相手より下だと、自分の価値も下がる』って思い込んでるのかも」
そこまで気づける。
すると「いや、相手が沖縄に行っても、私の価値は下がらないよね」
そう、一歩引けるので、マウントをとる回数も減っていくんですね。
そして、第4層【本能的な自我のメタ認知】。
ここまでくると・・
「あぁ、今、『序列で負けたくない』『自分の価値を守りたい』という本能反応が起きているな」
そう、さらに根っこの部分まで観察できる。
だから、マウントしたくなる自分を、ただ客観的に眺められるようになる。
さて、ここまで聞いてみて、どうでしょうか。
でね、実は、ここまでの話、『他者メタ認知』を使った話だったんですね。
5.他者メタ認知とは?
『他者メタ認知』とは、他人の脳内で起きているであろう反応を、仮想的に読むスキル。
シンプル簡単な公式で行えるため、能力というより、スキルなのですが・・
『他者メタ認知』を使うと、他人の脳内で、浮かんでいるであろう思考や感情が、手に取るように、わかり始めるから・・
私も、『他者メタ認知』を知る前は・・
「マジでうざい。なんで、この人、ちょいちょいマウントとってくるの?」
「しかも改善されない。どういうこと?」
他人の言動に、謎が多かったのですが・・

『他者メタ認知』を知ってから、相手の脳内が、高度に読めるようになり、こう驚くことになったんですよね。
「うっわ!そういうことか。だから、この人、ちょいちょい、マウントとってくるのか」
まあ、今回は、マウントという行為にフォーカスしていますが・・
マウントに限らず、恋愛、人間関係、仕事・・あらゆる場面にて、恐ろしいほどに・・
相手の脳内で、浮かんでいるであろう、思考や感情が、手に取るようにわかる。
その意味では、究極の【他者理解スキル】が、『他者メタ認知』なんですよね。
私は長年、自分のことをメタ認知で、自己観察するのは続けていたけど、他人のことは、さっぱりで。
『他者理解の弱さ』が、私にとって、仕事や、人間関係・・あらゆる場面において、ボトルネックだったのですが・・
『他者メタ認知』で、それが解放された。
ほんと、最終スキルなんですよね。他者メタ認知。
で、人間にとって、1番の脅威・危険・リスクは・・人間ですよね。つまり、他人。
だから「他人の脳内が読める」「他人の深層部分まで理解できる」って、これ、信じられないほどの安心感に繋がるんですね。
そう、実は、私達は、無意識レベルで、常に警戒しながら生きている。
「何を警戒してる?」それは、実は、他人への警戒なんですね。これって、自覚は伴わないんだけど・・
漠然と不安、漠然と安心できない感じ・・
相手の心理を考えすぎてしまう・・
こういったのって、実は、『他人を読めないこと』に、起因してる。
だから、他者メタ認知を身につけると、この世界で生きるうえで、めちゃくちゃ安心感が生まれるんですよね。思考量も減る。
だって、1番の脅威・リスクでもある、他人が読めるから。
だから私は、他者メタ認知を知ってから「あぁ、安心感や思考量って、『他人を読めるか?』に、こんなに強く依存していたのか?」と、驚くことになりました。
もし「詳しく学んでみたい」という場合には・・
動画講座があり、冒頭部分は無料公開していますし、気軽にチェックしてみてください。
・「わからない」を卒業♪相手の脳内が読める【他者メタ認知講座】具体的な内容
6.まとめ
私達は、マウントをとられると・・
「自慢したいんだろうな」「性格悪いな」「なんで、いちいち張り合ってくるの?」
そう思ってしまいますよね。
でも、その人の脳内を、一歩深く見てみると・・
実は、本人にも悪気はなくて。
「自分の価値が下がった気がする」
「自分の方が下だと思われるかもしれない」
そんな恐怖心から、本能的な【自己防衛反応】が起きているだけなのかもしれない。
そう考えると「この人、嫌な人だな」ではなく・・
「あぁ、今、この人の中で、自己防衛反応が起きているんだな」
そう、一歩引いて見られるようになりますよね。
すると、相手の【自己防衛反応】を、刺激しない話し方を、する機会も増えることで・・
ふいにマウントとられて、嫌な気分になる機会も減りそうですし・・
「なんで、この人こんなことするの?」と、いつまでも考え続けることが減っていきそうです。
そして、これって、実は、他人だけではなくて。
もし自分自身が、「いや、私だって、これくらいできる」「いや、私の方がすごい」
そう言いたくなった時も・・

「あ、今、自分の価値を守ろうとしてるな」と、気づいてあげればいい。
マウントをとりたくなる自分を、責める必要もないんですね。
だって、それもまた、人間という生物に備わった反応の一つだから。
ただ、気づく。
そして、一歩引いて観察する。
すると、本能のまま反応する以外の選択肢が、少しずつ増えていく。
これが、『他者メタ認知』の面白いところなんですよね。
他人を深く理解できるようになると、他人に振り回されにくくなる。
そして、他人を深く理解できるようになったことで、自己理解も深まり、自分にも振り回されにくくなる。
そして「あぁ、人間って、こういう仕組みで動いているのか」
そう、この世界が、少しずつ【理解できる世界】に変わっていく。
自分を含めて、人間理解が深まる過程って、面白いですよね。
ともに、大人の趣味的に、メタ認知を楽しんでまいりましょう。
なお、メタ認知や、メタ認知5階層、それに他者メタ認知など、関連記事が以下となります。
・メタ認知とは?【自己メタ認知vs他者メタ認知】高い人/低い人の特徴
・【保存版】メタ認知とは?|思考と感情を客観視する脳機能を5階層で完全解説
・【他者メタ認知】人の心を読む能力|他人の気持ちや考えがわからない人へ
さて、最後まで、ありがとうございました。感謝しています。
<名無き仙人>




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