ミッドライフクライシスの乗り越え方!中年危機の本当の原因と対処法
「…なんか最近、心が動かなくなった。」
そんなふうに感じること、ありませんか?
昔は、頑張る理由があった。仕事に、家族に、やるべきことが山ほどあった。
でも今は・・やるべきことは、もう一通り終わった気がする。
それなのに、心のどこかがザワザワして、落ち着かない。
「このまま老いていくだけ…?」「私の人生、本当にこれでよかったの?」
そんな問いが、ふいに頭をよぎって眠れなくなる夜。誰にも言えずに、検索窓にそっと打ち込んだ言葉。
「ミッドライフクライシス」
それは、40代50代で訪れる“人生の揺らぎ”。でも、これだけは伝えたい。
あなたが今、感じているその空虚さは…間違いじゃない。
むしろそれは、「ちゃんと生きてきた証拠」なんです。
そして「本当の人生」が始まる、静かな合図かもしれません。
こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
ミッドライフクライシスとは
これは、ミッドライフクライシスと呼ばれる状態です。
40代から50代にかけて多くの人が直面する、「人生の意味がわからなくなる」心の揺らぎ。
外から見れば“ちゃんと生きている”のに、心の奥では「虚しさ」や「焦り」が湧いてくる。
でもこれは、あなたが弱いからではありません。
むしろ、ここまでちゃんと頑張ってきた証拠なんです。
でね、実はこの状態には、男女別で、構造的な理由があります。
男性の場合、社会的な成功(出世・役割・稼ぎ)を目標にしてきた人が多く・・
その「成長物語」が一段落する40代50代で、突然“目標喪失”に襲われます。
心あたりは、ありませんか?
で、女性の場合は、子育てや、家庭を中心として生きてきた人ほど、子どもが自立したあとの“自分の再定義”に、戸惑いや寂しさを感じやすい。
つまり、人生における“役割”が、終わりを迎える時期。
女性は、「良い子キャラ」「愛されキャラ」「お母さんキャラ」など、誰かのための【役割/キャラ】を演じる人生になりやすい。
で、『役割/キャラ』の終焉と、ともに・・
「“いつも明るいママ”を演じていたけど、本当は少し疲れていた」
「“気の利く奥さん”を頑張ってきたけど、もう何を目指せばいいのか分からない」
そう、アイデンティティが揺らぐわけですね。
心あたりは、ありませんか?
で、これ、なぜ、こうなるのか?
男女とも、根底にあるのは【本能】なんですね。
男性は、群れの中で、上位の個体を目指すよう設計されている。
その発露が、出世や収入など社会的な成功を目指す行動に繋がっていて・・
女性は、群れの中で、誰かのための【役割】を担うよう設計されているわけです。
その意味では、30代までの人生とは、【本能】に突き動かされる人生となりやすいわけですね。
中年危機の乗り越え方
さて、世の中は「もっと成功しろ」「もっと、新しい目標を設定しろ」と煽ってきますが・・
ありがちな間違いは、ここでまた「もっと成功しよう」「もっと意味ある人生を!」と、再び、【社会的な成功】物語に突入してしまうことです。
でもそれは、一時的な延命処置にすぎません。また数年後に、同じように、虚しさがぶり返してきがち。
じゃあどうすればいいのか?
答えは、“他者評価”ではなく“自己評価”で人生を測ること。
「どれだけ社会で成功したか?」ではなく「どれだけ自分自身が納得して生きているか?」・・
これこそが、40代以降の“本当の成功”の定義です。
【社会的な成功(勝ち組)】と、【人生の成功(幸せ組)】について、概要欄に、解説動画のリンクがあります。
・【完全版】後悔しない幸せな生き方『社会的成功vs人生の成功』勝ち組と幸せ組
勝ち組になれなかった男の末路
見た目も悪く、能力も低い『残念な私』は、20代前半にて、既に社会的な成功レールからはじき出されてしまいました。
無職ニートとして、職安に通いながら・・
「もう、自分は成功できない。人生終わった」
悔しくて、惨めで・・私にあったのは、絶望と、将来の不安だけでした。
でも、だからこそ、他の人よりも早く、この“空虚さ”と向き合う時間が与えられ・・
潜在意識の書き換え方法【転生仙術】に取り組むことになり・・
自分の内面と向きあうなかで、こう気づいたんです。
「ああ、私の人生は「誰かの期待」に、応じるためのものではない」
親からの期待、社会からの期待、友人・知人からの評価・・
私は、ずっと「誰かの期待」に、応じる人生を、生きてきていたけれど・・
「今は“自分のままで、満足して生きる”という、新しいゲームに移行する時期なんだ」
そう気づいてから、人生が静かに、でも確かに、変わりはじめました。
人生のネタバレ【構造を解説】
そもそも、人間の本能は「40代くらいで人生が終わる前提」で設計されています。
昔は、寿命が短かったから、40代までに子育てを終えて死んでいくのが標準だったわけです。
でも現代は、寿命が80年、90年になった。
だから、本能と現実のあいだに、ギャップが生まれた。
そのズレこそが、ミッドライフクライシスの正体です。
だから本来、40代で役割を終えた時点で、「もう十分だよ。よくやったね」と、本能的には終わってる。
なのに、まだ人生は続く。これが、現代人の“余生”です。
じゃあ、どう生きる?
これ、正解は、ないんですね。
なぜなら、余生だから。余生には「こう生きなきゃいけない」という縛りが、ありませんよね。
だから「好きに生きればいい」となります。
これまでのように、本能に突き動かされて「何者かにならなきゃ」じゃなくて。
社会的な刷り込みのままに「こうしなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」では、なくて。
もう、余生だから。余生だから、肩の力を抜いて、自然体で生きていっていい。
誰かの期待ではなく、自分の内側から湧き上がるものを大切にしながら。
とはいえ、最初は【焦り】が襲ってくるかもしれません。
ちょっとだけ、人生のネタバレですが・・
「もっと社会的に成功しなきゃ」→ これは、【本能】から発生している声です。
「もっと何かしなきゃ、価値がない」→ これは、【社会の刷り込み】から、発生している声です。
この、自動的に湧いてくる声に、まず気づくこと。
これが、人生を“自分の手に取り戻す”最初の一歩です。
そのための鍵が──メタ認知。
つまり、自分の心の声を、客観的に観察する力です。
メタ認知のスキルが身につくと、【本能】や、【社会的な刷り込み】から、自由になれていきます。
このメタ認知については、概要欄にリンクがある、こちらの動画が詳しいです。
是非、チェックしてみてください。
・【メタ認知とは?】高い人&低い人の特徴『トレーニング方法』自動思考に気づく
最後に『仙人の教え』
スマホから、ちょっと目を離して、目の前を、見渡してみて頂けますか?
何が、見えますでしょうか?
そうですよね。そこに広がっているのは、素粒子の集まり。
概要欄にリンクがある、こちらの動画に詳細は、あるとおり・・
・【見るだけでOK】辛い現実を変える方法(潜在意識スピリチュアル編)現実とは
物理学で判明済のとおり、現実世界とは、単に、素粒子の集まりにすぎません。
目の前に広がっているのは・・本来、色すらない素粒子の移り変わりにすぎません。
その「素粒子の移り変わり」に対して、脳内にて、「これは、こうなんだ」などと、頑張って意味付けして・・
「こうすべきなんだ」と義務感まで、持ち込んで・・
私達は、素粒子の集まりにすぎない現実世界のなかで、今まで、頑張って、生きてきたわけです。
なぜ?なんのために?
生き抜くために。
そう、私達の本能が、生存欲求などを最大限、満たせるように!と、頑張って・・
頭の中で、一生懸命に意味付けし、物語を作り出して、義務感まで持ち込んで、なんとか、私達自身を、奮い立たせ、突き動かしてきていたんです。
それが、今まで10代、20代、30代と、続いてきていた、『人生の第1ステージ』であり、ある意味【人生の正体】です。
今まで、よく頑張ってきましたね。お疲れ様。
そして、今後は、もう余生です。
もう十分、生物(ホモサピエンス)としては、立派に生を、まっとうしました。
これからは、そんなに頑張って意味づけしなくていいし、「こうすべき」など、義務を持ち込まなくてもいい。
好きに生きればいい。頑張りたいなら頑張ればいいし、リラックスしたいなら、すればいい。だってもう余生だから。
まあ、「生活の維持」が必要だから、仕事など、現実面では、そう変化は起きないかもしれないけれど。
心境面では、今までと同じである必要も、ないのかもしれませんよね。
せっかくの余生です。ぜひ、自分なりに、楽しんでまいりましょう。
ご卒業、おめでとうございます。
今日であなたは、“誰かのために生きる人生”を卒業です。
今まで、本当によく頑張ってきましたね。
これからは、“自分として生きる人生”のスタートです。
【人生の第2ステージ】は、自由で、平和で、幸せな人生となっていくことでしょう。
ともに、【人生の第2ステージ】を、自分なりに、マイペースで、楽しんでまいりましょう。
さて、最後まで、ありがとうございました。
感謝しています。
<名無き仙人>



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