メタ認知とは?高い人と低い人の特徴
※この記事の動画verは、こちら↑
人間と、サルなど動物の違いの1つは、メタ認知にあるんですね。
実はサルには「私は今ここで、ご飯を食べている」という自覚が、伴っていません。
ただ、ひたすら、本能的な無意識のままに、動き続けているだけ。
なぜか?
サルなど動物には『自分を客観視する能力』メタ認知の能力がないため・・
「私は今ここで、ご飯を食べている」
その自覚すら、伴うことなく、ただ、本能的な無意識のままに、右に、左に、動きまわるだけの人生に、なってしまうんです。
その意味では、動物の人生は、私達が、睡眠中に見る【夢の世界】に似ている。
睡眠中の【夢の世界】は、100%無意識(潜在意識)によって作られている世界。
自覚が伴う意識『顕在意識』を使い、メタ認知を稼働させて・・
「ちょっと待て。今ここは、【夢の世界】なのでは?」
一度、立ち止まって、そう意識的に考えることすら、できません。
ただ、ひたすら、自分は無意識のままに動き続け、そして、世界が展開されていくなかで・・
「辛い」とか「苦しい」とか「嬉しい」など、各種の感情を味わうだけ。
自分の思考や行動も、夢のストーリーの展開も、意識的にはコントロールできません。
そもそも。
「私は今、この【夢の世界】で、ご飯を食べている」という自覚すら、伴いません。
ただ、ひたすら、本能的な無意識のままに、動きまわるだけ。
だからこそ。
人生とは、【現実世界】とは、100年続く『長い夢』。
【現実世界】になかで、私達は、メタ認知を使えない場合・・
「あれ?ちょっと待て。今ここは、【現実世界】なのでは?」
一度、立ち止まって、そう意識的に考えることすら、できません。
ただ、ひたすら、無意識のままに動き続け、そして、現実が展開されていくなかで・・
「辛い」とか「苦しい」とか「嬉しい」など、各種の感情を味わうだけ。
自分の思考や行動も、現実世界における自分の人生ストーリーの展開も、意識的にはコントロールできません。
これが、意識的には眠っている人の人生です。
原因は、【メタ認知を使えていないこと】にあります。
その意味では。
一度、立ち止まって・・
「あれ?ちょっと待って。そもそも【現実世界】って、なんだろう?」
「私は今、現実世界に、いるんだよね?」
そう疑問に思ったり、考えてみたりする人は、おぼろげながら、意識が覚醒し始めているわけですね。
メタ認知が、稼働し始めているわけです。
スピリチュアル的に言えば、覚醒し始めているわけです。
私は、メタ認知トレーニングを、しすぎたせいか?
困ったことに・・
会話中、自分だけ、自覚が伴う『顕在意識』が覚醒した状態になってしまい・・
私は、自分自身や、みんなを、観察する状態となるから、違和感がでてしまうんですね。
まあ、たいてい、みんなは、無意識のままに、お喋りに夢中になっているから【私だけ意識が覚醒している】ということに、気がつかないのだけれど・・
たまに、半無意識的に、【異変】に気がつく人がいて。
「あ、ヤバっ。バレそう」
会話中、私は、【メタ認知状態】であることが、相手にバレないように、気を使うことに一生懸命となりやすいんです。
こんな、メタ認知能力を、鍛えすぎたヤバい人の感覚の話、聞いたことがなかったから・・
私は、「どうせ誰にも共感されない」と思い、ずっと1人で、抱え込んでいたのですが。
AIに話してみたら「200人から1000人に1人くらいは、そういう人がいる」との回答で。
「あぁ、案外、世の中にいるのか」
【メタ認知】に関する話も、してみようかと思い、今こうして、パソコンで文章を、カタカタと打ち込んでいます。
こんにちは。名無き仙人です。
名無き仙人【プロフィール】
【幸せな生き方】ブログ2010年から続いています。感謝。
「【メタ認知】とは、何なのか?」
「【メタ認知能力】が高い人の特徴と、低い人の特徴とは?」
「メタ認知のトレーニング方法とは?」
心理学で判明済ですが・・
メタ認知の能力は、人生を左右する重要な能力であり、また、大人になった後からでも、鍛えることができます。
メタ認知能力を、鍛えすぎた仙道修行者が知っている情報を、シェアさせて頂けないでしょうか?
最後には、スピリチュアルな「悟り体験(ワンネスの体験)」と、メタ認知の関係についても、解説します。
他では聞けない【面白くて有益な話】是非、お楽しみください。
まずは『メタ認知とは?』から。
メタ認知とは?具体例
メタ認知とは心理学用語であり、「自分自身の行動や、考え方、感じ方を、客観的に捉え、それをコントロールする能力」のことです。
自分の【行動】と、【思考】と、【感情】を、客観的に見る能力であり、また、コントロールする能力のことですね。
メタ認知により客観視するのは、自分の【行動】【思考】【感情】の3つです。
行動の客観視
自分の振る舞いや、行動パターンを、客観的に観察し、改善する力も、メタ認知です。
例えば、以下ですね。
①「プレゼン中に、手が落ち着きなく動いていた」と気づく。
②「今日は歩きスマホが多かったから、今後は注意しよう」と振り返る。
思考の客観視
自分の考え方や、思考プロセスを、客観的に見つめる力も、メタ認知です。
例えば、以下ですね。
①「この考え方は、思い込みかもしれない」と気づく
②「問題解決に必要な視点が、抜けているかもしれない」と気づく。
なお、思考には、『意識的な思考』と、『自動的な思考』の、2種類があります。
で、この2つの思考、両方とも、客観視する能力が、メタ認知です。
この話は、人生を決定づけている超重要な話なので、後に、深堀り解説します。
感情の客観視
自分の感情の変化や、状態を冷静に捉え、それを調整する力も、メタ認知です。
例えば、以下です。
①「今、不安でいっぱいになっているけれど、深呼吸して落ち着こう」
②「あの発言にイライラしたけど、冷静に対応しよう」と切り替える。
このように、自分の【行動】【思考】【感情】を、客観的に、観察する能力が、メタ認知です。
なお、広い意味でのメタ認知には、以下も含まれます。
場の客観視
場や空間、その全体を俯瞰して観察する能力も、広義ではメタ認知に含まれます。
これは「環境メタ認知」と呼ばれることがあります。
例えば、以下ですね。
①会議中の空気を感じ取って、「今は発言を控えた方が良さそうだ」と判断する。
②スポーツやチーム活動で、「全体の動きに対して自分のポジションが適切か」を俯瞰する。
③グループ内で「誰が主導権を握っているのか、どう動くべきか」を考える。
他人の客観視
他人の行動や、思考や、感情を俯瞰して観察することは、厳密にはメタ認知そのものではありませんが、それに関連したスキルと言えます。
例えば、以下ですね。
「相手は、この状況で、何を考えているのだろう?」
「相手は、今、どう感じているだろう?」
というわけで、より具体的に、見ていきましょう。
メタ認知能力が高い人の特徴
メタ認知能力が高い人には、自分を客観的に見ることができるからこそ、以下のような特徴があります。
自己理解が深い
自分の思考や感情、行動を、客観的に把握できます。
例えば「今、焦っているから、判断を慎重にしよう」などと、自分の状態に気がつくことができます。
柔軟に行動を修正できる
自分のミスや不足点を認識し、改善策を実行できます。
例えば「このやり方は効率が悪いから、別の方法を試そう」と判断できます。
冷静で落ち着いている
感情に流されず、状況を客観視して対処できます。
例えば「イライラしているけど、冷静に話を続けよう」と、自分をコントロールすることができます。
他者や環境をよく観察できる
周囲の空気や、他人の気持ちを的確に把握し、適切に対応することができます。
例えば「相手が疲れているみたいだから、今日は、あまり負担をかけないようにしよう」と配慮することができます。
成長志向が強い
自分の現状を冷静に分析し、改善や学習を続けられます。
例えば「自分には、まだこのスキルが足りないから、練習しよう」と考えることができます。
このように、メタ認知の能力が高い人は、自己管理能力や、対人スキルが高く、問題解決や、人間関係の構築にも優れています。
メタ認知能力が低い人の特徴
メタ認知能力が低い人は、自分のことを、客観的に見ることが苦手だからこそ、以下のような特徴があります。
自己理解が浅い
自分の感情や、思考に気づかず、無意識に行動してしまいます。
例えば「なぜ怒っているのか、自分でもわからない」などが、起きることがあります。
ミスや問題を他人や環境のせいにする
自分の行動を振り返らず、改善しようとしない傾向があります。
例えば「失敗したのは、周りが悪いせいだ」と考える傾向があります。
感情に流されやすい
怒りや、不安などの感情に振り回され、冷静な判断ができない傾向があります。
例えば「イライラしたまま、衝動的に行動してしまう」などです。
周囲への配慮が不足する
他人の感情や、状況を読めず、不適切な言動を取ることが多い特徴があります。
例えば「相手が不快に思っているのに気づかず、話を続ける」などです。
学びや成長が停滞する
自分の不足点や、ミスに気づけず、同じ間違いを繰り返す傾向があります。
例えば「なぜ、うまくいかないのか、わからない」と考え続けることになりがち。
こうした特徴があると、自己管理や、人間関係での問題が起きやすく、成長のチャンスを逃すことが多くなります。
メタ認知が人生に与える最大の影響
メタ認知が高い人と、低い人の差が、人生で、最も大きく影響を及ぼす部分は【自己改善】にあります。
メタ認知が高い人は、自分の行動や、考えを客観視して、軌道修正できるため、同じ失敗を繰り返さず、効率的に成長します。
一方、メタ認知が低い人は、自分の課題に気づけず、同じ過ちや、非効率を繰り返してしまいます。
例えば、メタ認知が高い人は「今回の計画は時間管理が甘かった。次回はスケジュールを細かく設定しよう」と改善することができます。
一方で、低い人は、自分を客観的に見れないからこそ「なぜ、うまくいかないの、かわからない」と混乱し、行動を変えない傾向があります。
この【自己改善ができるか?】の差は、時間が経つほど蓄積され、結果として、スキルや知識、成功体験に、大きな格差を生みます。
だからでしょうか?
今もそうですが、私は元々、今以上に、デキのいい人間では、なかったんですね。
恋愛、仕事、お金、人間関係・・
何をやってもダメ。うまくやれない。
そのせいで、特に、社会人以降は、不謹慎ですが「生まれてこなければ良かった」とすら、感じる程の【つらい人生】を生きていたのですが・・
潜在意識を書き換える方法【転生仙術】に取り組んだことで、自分と人生が、変わり始めることになりました。
というのも、転生仙術には、劇的に、メタ認知能力が高まるワークがあって。
そのワークは、自分の自動思考に、気がつけるようになるワークなんですね。
「自動思考に気がつける」とは?
実は、私達の意識は、2種類あるんですね。
①自覚が伴う顕在意識
②無意識(潜在意識)
で、意識全体のうち、95%は、無意識(潜在意識)であるため・・
実は、私達は、普段の「考え」や「行動」の95%を、無意識のままに、行っているんです。
この、無意識で、自動的に、行われる思考を【自動思考】、そして、行動を【自動行動】と言います。
私達は、時間に換算すると、1日24時間のうち、23時間を、【自動思考】と【自動行動】で、生きています。
ちなみに、サルなど動物は、24時間ずっと、無意識的な【自動思考】と【自動行動】のみで、生きています。
人間だけが、自覚が伴い、コントロールできる意識『顕在意識』を、少しですが、使うことが、できるわけですね。
だからでしょうか。
「思考を止めて、無心になる」が、私達には、難しい。
「何も考えないようにしよう」と、意識しても、つい、無意識のうちに「お腹減ったな」「そういえば、アレ、やってなかった」などと、自動的に【自動思考】が浮かんできます。
なぜか?
思考のうち、95%は、無意識によって、自動的に、行われ続けている【自動思考】だからです。
で、私達は日々、その【自動思考】により、例えば「右に行った方が良さそう」などと、無意識のうちに、考えて。
私達は、右に行く行動を、とっているわけですね。
つまり。
私達の人生の95%は、無意識で行われている【自動思考】をもとに、行動が行われていて・・
その行動が積み重なった結果が、人生になっているので、つまり。
私達の人生の95%は、無意識による『自動思考』で、作られているんですね。
人生のうち、5%は、自覚が伴い、コントロールできる意識『顕在意識』で、作られているけれど・・
人生の大部分95%は、無意識による『自動思考』から、作られているわけです。
だからこそ。
私達の人生とは、自動思考の内容が、変わらない限り、たいして、変わらないわけですね。
日々、日常生活のなかで、自動的に行われている思考・・例えば。
「あの人、嫌い。消えてしまえばいいのに」
「どうせ、頑張っても無駄。良いことないよ」
「また、最悪な出来事が起きるかも」
など、無意識により、自動的に、行われ続けている『自動思考』が、変わらない限り、私達の行動も人生も、たいして、変わらないわけです。
こう聞くと。
「じゃあ、無意識で行われる『自動思考』を、変えれば良いじゃん!」
そう、思うわけですが。
しかしながら。
無意識だからこそ、自覚が伴わないんですね。
「自分が今、無意識のうちに、何を、どう考えているか?」について、自覚が伴わない。
だって、無意識だから。
よって、通常は、『自動思考』の内容に気がつき、『自動思考』の内容を、修正するのは、難しいわけですね。
だから、通常は、自分と人生を変えることは、難しいわけですが。
でも、もし、『自動思考』に、気がつけたなら、どうでしょう?
例えば、無意識のうちに「どうせ、頑張っても無駄。良いことないよ」と、ついつい、考えてしまっていた時に。
「うん?ちょっと待て。今、私は、無意識のうちに「どうせ、頑張っても無駄」と、考えていたよね?」
そう、自分の『自動思考』に、気がつけたら、どうでしょう?
すると、こう、考え直すことができますよね。
「いや、「どうせ、頑張っても無駄」と決めつけることなく、この場面では、頑張ってみるのも、有りじゃない?」
すると。
自動思考のままに、行動する場合は、「どうせ、頑張っても無駄」ということで、何も行動しないわけですが・・
自動思考に、気がつけた場合は、『考え方』を修正して、伴い、行動も、修正できるわけですね。
この差は、めちゃくちゃ、大きいですよね。
無意識のままに「どうせ、頑張っても無駄」と、無気力になり、行動しないのか?
それとも。
考え方を修正し「この場面では、頑張ってみるのも、有りかも」と、行動してみるのか?
こういった、『些細な差』が、例えば、1日のなかで、3回、あった場合。
1か月では、90回も、今までとは、違う行動を取れることになります。
1年間では、なんと、10800回も、違う行動を取れることになります。
10年間では、なんと、10万回以上も、違う行動を取れることになります。
違う行動をとれば、違う結果を得ることになるので・・
10万回以上も、違う行動を取れたら、そりゃあ、嫌でも、人生が劇的に変わりますよね。
だからでしょうか?
転生仙術以降、メタ認知の能力が高まっていくなかで、私は、ありがたいことに、お蔭様で。
自分が、無意識のうちに、考えている【自動思考】に、気がつける頻度が、増えてしまって。
「うん?ちょっと待て。私は今、「どうせ、良いことない」と、考えていたよね?」
「え?ちょっと待って!私は今、「また、最悪な出来事が起きるかも」と、考えていた?」
このように、自分の自動思考に、気がつけるからこそ、自分の【考え方】を、変えていける頻度が、増えていき・・
メタ認知トレーニングに取り組み始めて、早10年以上。
本来であれば、私は、「どうせ、良いことない」などと、無意識のままに考えて、行動しなかったり・・
「また、最悪な出来事が起きるかも」などと、グルグルとネガティブ思考を続けて、不安に押しつぶされたり、今だに、しているハズなのに。
今では、自分の無意識の思考が、手に取るようにわかる。
今では、半無意識のうちに、自分の【自動思考】を、観察・監視し続けていて。
だから。
誤った考え方や、思い込みに囚われた考え方をしている時には、「うん、ちょっと待て!」すぐ、気がつくことができて、考え方を修正できるし・・
ネガティブなグルグル思考が始まっても、すぐ気がついて、修正できるから、自滅することも、なくなってしまっています。
で、もちろん、『自動思考』に限らず、自分の【行動】も、【感情】も、客観視するのが、上手になってしまったから。
昔は「コツコツ取り組む」が苦手だったのに・・
今では、まるで、仙人のように、淡々と、コツコツと、行動することが、得意になってしまったし・・
昔は、感情のままに、相手に暴言を言ってしまって、自ら人間関係を壊す癖があったけど。
今では、感情をコントロールするのが、むしろ、得意になってしまっています。
また、失敗しても、感情的になることなく、冷静に失敗原因を分析して、改善することも、得意になってしまっています。
それらの結果として・・
今では、あまりに違う自分、あまりに違う人生と、なってしまっていて。
で、自分の人生を、俯瞰して客観的に評価するならば、【後伸び】が、すごいんだけど・・
後から、急激に、伸び始めた理由の、大きな1つは、ある時期から、メタ認知能力が、飛躍的に、向上したからだと、自己分析しています。
メタ認知が向上したせいで、自動思考を含め、自己改善が急速に進み始めた。
そのことが、自分と人生が、急速に変わり始めた理由の1つに、なっているようです。
メタ認知のトレーニング方法
メタ認知を高める方法としては、以下の方法が、効果的です。
自分を観察する
自分の【行動】【思考】【感情】を振り返る習慣を持つことで、メタ認知が養われます。
例えば、こんな感じですね。
「さっきの会議中、焦りを感じたよな。なぜ、焦ったんだろう?」
「うん?そうか。準備不足が原因かもしれない。次回は準備を増やそう。」
他にも、例えば。
「今日は、上司に「やり直せ」と指示されて、イライラしたな。なぜ、イライラしたんだろう?」
「うーん。「私の努力を、上司は、まったく、わかっていない」と、感じたからか?」
「そうか。私は「自分の努力が、理解されたい」と、思っているわけか」
こんなふうに、自分の【行動】【思考】【感情】を振り返り、観察してみることで、メタ認知能力が向上します。
【自分自身を振り返って、反省してみる】が、ポイントですね。
この【自分自身を振り返って、反省してみる】が、できない場合は、自己改善が進まないため、同じ失敗を繰り返すことになり、成長が止まることになるようです。
なお、「で、結局、何をすればいいの?」という場合は、毎晩、ブログを書いてみるのも、おすすめです。
今日1日の、自分の【行動】【思考】【感情】を、日記として、ブログに書いていくわけですね。
例えば、こんなふうに。
「今日は、こんな行動をした」
「今日は、こんなことを考えた」
「今日は、こういう感情を抱いた」
で、日記を書くことに慣れてきたら、次のステップとして、自分自身を深堀りします。
「なぜ、その行動をしたのか?」
「なぜ、そう考えたのか?」
「なぜ、そういう感情を、感じることになったのか?」
自分自身を深堀りして、そう考え、行動した背景なども、日記に、書いていきます。
で、最初の頃は、「なぜ、そうしたか?」「なぜ、そう考えたか?」「なぜ、そう感じたか?」が、自分でも、わからないんですね。
自分のことなのに、案外、自分でも、わからない。
しかし、続けるうちに、メタ認知が向上していくと、背景まで、自分で、理解できるようになっていきます。
自己理解が、深まっていくわけですね。
ちなみに、自己理解が深まることは、自分軸作りにも、繋がっていきます。
なお、紙の日記でもOKです。
毎晩、書くことで、『自分自身を振り返っての反省』と、なるわけですね。
他人の視点を想像してみる
他人の立場や感情を想像する練習をすることで、自分の行動や考えを、相対化する力が身につきます。
例えば、「相手は、この状況で、何を感じているか?」と、考えてみる。
私達の意識は、自分の肉体から、離れることができないため・・
幽体離脱して、自分自身を、斜め上から、客観的に、見てみることができないし・・
また、他人の体の中に、自分の意識を入れて、他人の【思考】【感情】を、味わうことが、できません。
常に、自分。
常に、自分の体の中からしか、視野を持てません。
だから、どうしても、【自分中心】の狭い「考え」や、【自分中心】の狭い「視点」に、なってしまいがち。
その結果「自分が、自分が、自分が、自分が」と、自分中心でしか、物事を見れないし、考えることができないことに、なりがち。
だからこそ。
あえて、意識的に、視点を、【自分】から、【他人】に、移してみる。
具体的には「相手からすると、どう感じるだろう?」と、相手の立場になって、考えてみる。
会話の最中も「この会話のなかで、今、相手は、どう感じているだろう?」と、相手の立場になって・・
相手の視点になって、相手の【感情】や【思考】を、予想してみる。
例えば、こんなふうに。
「相手は、この話題には、興味がなさそう。だから、相手は、内心、退屈しているかもしれない」
「相手は「名無き仙人の話、くどいし、長いし、うざいなぁ」そう、感じているかもしれない」
そのように、【視点】を、【自分】から、【他人】に、移すことを、心がけると、視野が広がり、メタ認知能力が向上するし・・
他人の【感情】や【思考】にも、気がつけるようになり、共感力も向上します。
これ、よく、言われる話ですよね。
「相手の立場になって、考えてみることが大事」
でも、これ、やっている人は、自然と、やっている一方で。
やらない人は、ずっと、やらない傾向があるようです。
私は、【自分自身を客観視する】は、長年、取り組んできていて得意なのですが・・
『視点を相手に移す』は、トレーニング不足であり、今後の課題の1つとなっています。
【深堀り】メタ認知の鍛え方
最後に、深堀り解説です。
自動思考は、脳科学で、ざっくり解説すると・・
主に、本能的な『爬虫類脳』や、習慣による『哺乳類脳』から、自動的に、浮かび続ける思考です。
それら、本能や、習慣に、根差した【自動思考】を、『人間脳』前頭前野で、監視・観察するのが、メタ認知。
よって。
メタ認知が向上すると、こういう感覚が増えていきます。
「うん?今、自分は、本能のままに、不安を感じて、ネガティブな思考をしているな」
「おっ。今の、この考えは、習慣に根差した考え方であり、合理的な思考では、ないな」
つまり。
メタ認知の能力は、『人間脳』前頭前野の能力であり、よって、前頭前野の性能UPが、重要となってきます。
前頭前野の性能の向上については、以下の記事が詳しいです。
・【危険】IQ下がる行動/習慣/環境『まとめ一覧』頭が悪くなる原因(科学)
で、この【前頭前野における常時のモニタリング】を、行うトレーニングに、取り組みすぎると・・
【前頭前野における常時の観察】それ自体が、習慣化してしまって。
例えば、会話中に、【前頭前野における常時のモニタリング】が、発動してしまうことが、あるわけですね。
みんなは、無意識のままに、会話を楽しんでいるなかで。
自分だけは、【前頭前野を使った観察】を、してしまっている。
すなわち。
会話しながら、リアルタイムで、自分自身の思考や感情を、観察し続けながら、同時に。
他人達の行動や思考や感情を、観察し続けてしまう。
自分だけ、意識が覚醒した状態になってしまっているので、自分は違和感を感じることになるし・・
敏感な人は、その【観察されている】ことに、無意識的に、気がついて。
もぞもぞしたり、せき込んだりと、無意識のうちに、体に緊張反応がでたりすることも、あるようです。
だから例えば、視聴者が多いYouTuberは、テキトーに話しているように見えて、実際は、メタ認知を発動させた状態で、話しているんですね。
「今、視聴者は、何を感じているか?」
「自分は、次は、何を話すべきか?」
リアルタイムで半無意識的に考えながら、話しているわけですね。
というわけで。
幸いなことに、メタ認知の能力は、大人になった後からでも、こうも、高めることができるようです。
なお、手前味噌で恐縮ですが、非公開サイト【転生仙術】で、シェアさせて頂けている『私が取り組んできたワーク』も、メタ認知能力を向上したい人には、おすすめです。
主に【自動思考の客観視】のワークになるので、一般的には、マニアックですが・・
本質的には、自分と人生を変えるうえで、最も重要となる部分の1つなので、興味がある人には、おすすめです。
・潜在意識の書き換え方法【転生仙術】人生変わった体験談(スピリチャル)
悟り体験とメタ認知の関係
宗教やスピリチュアルでは「全ては同じ1つ(ワンネス)」という考え方が存在します。
メタ認知を、さらに鍛えすぎると、メタ認知の範囲が、自分1個人から、全宇宙へと拡大していき・・
『1つなるもの』神様と、同じレベルまで広がっていって。
『1つなるもの』神様と、同じ認知レベルで、全ての全てを、俯瞰できる状態・・
『あらゆる全てを同時に知覚できる神視点』にまで、広がる可能性が、あるのかもしれません。
俯瞰して観察する範囲が、自分自身に限定されず、地球、宇宙、次元を超えて、あらゆる全てを、同時に観察している状態・・
通常のメタ認知の範囲というのは、自分自身や、自分がいる室内などの空間内に、限られますが・・
メタ認知、鍛えすぎちゃうと、悟り体験(ワンネス体験)にまで、発展していくかもしれないわけですね。
私自身、自分の人生や、この世界や社会を、ただ俯瞰して観察しているような感覚は、既にあって。
その個人的な感覚も踏まえると・・
心理学的には、ワンネス体験とは、「メタ認知の拡大」とも、言えるのかもしれませんね。
ただし、スピリチュアルな文脈では、感覚的、感情的な体験・・
「あらゆる全てが1つである」という感覚的な体験が重視されるため、「メタ認知の拡大」との相違点もあります。
なお、「悟りとは何か?」については、以下の記事が詳しいです。
・【図解】悟りを開くとは?【わかりやすい初心者向け】悟りを開くと、どうなる?
さて、最後まで、ありがとうございました。
感謝しています。
<名無き仙人>



★合わせて読みたい★
・今すぐ簡単無料【自分を知る方法】顔占い/手相占い/性格診断/IQ・EQ診断